おはようございます。
昨日のNY株式市場は続伸。注目の12月個人消費支出は、コアPCE価格指数前年同月比の伸び率が11月の5.5%から5.0%に鈍化。ミシガン大学1年先期待インフレ確報値も21年4月以来の低水準で着地したことで「インフレ鎮静 → FRBの金融引き締め終了」期待が高まり買いが先行。15時過ぎに34,164ドル(+214)まで上昇すると、引けにかけては週末のポジション整理や節目の34,000ドルを意識した利確売りにより上げ幅を縮小。
個別では前日の決算を嫌気されたインテルが急落した一方で、アメックス、ビザ、アップルなどが指数をサポート。ナスダックはテスラが連騰した他、メタ、アマゾン、エヌビディア、AMDなどが指数高を牽引。
□ テクニカル : NYダウは33,000ドル付近を底値圏とする買い優勢の構図を維持。11月末高値の34,600ドル付近が上値抵抗帯として意識されます。米10年債利回りの軟勢に関しては、11,12月こそインフレ基調の鈍化期待を背景としていたものの、年初以降は景気後退懸念の高まりを意味していると判断されるため、「金利低下=株高への過信」は禁物。

【主な政治・経済イベント】
1/31(火)米11月SPケースシラー住宅価格指数、決算FOMC(〜2/1)、決算:キャタピラー、AMD
2/1(水)米1月ADP雇用報告、1月ISM製造業景気指数、パウエルFRB議長会見、決算:メタ
2/2(木)ECB理事会、米決算:アップル、アルファベット、アマゾン
2/3(金)米1月雇用統計
■ NY株展望 : 上昇トレンド継続 ± リスクイベント
年初からの「金利低下・ハイテク株高」主導の上昇トレンドを引き継ぎつつ、FOMC、木曜の大手企業の決算、週末の雇用統計などのリスクイベントの内容と月末月初の特殊需給を加減した推移へ。想定レンジは33,700〜34,500ドル。
FOMCに関しては、12月PCEデフレータがインフレ動向の鎮静化を示唆しているため、12月の利上げ幅(4会合連続の0.75% → 0.5%)からさらに踏み込んだ0.25%利上げが本線。マーケットは相応部分を織り込んでいるため中立〜ややプラスの反応が本命。
大手企業の決算に関しては、マイクロソフトが決算発表(1/24)直後に下落しながらも週末にかけて持ち直した経緯から、(全体需給のトレンド形成力のない)単発的な株価指数の波乱要因としてケア。
リスクシナリオとしては・・・、月末月初の特殊需給、節目の34,000ドル超えなどを背景とする買いポジション整理(利益確定売り)需要の高まり + 各イベントを経た景況感の悪化懸念 → 33,000ドル台半ばまでの下落に警戒したいところ。12月同様のECB理事会での金融引き締め強化へのショック反応にも要注意。
来週の戦略(抄)は1/29(日)15時配信の無料メルマガで!
昨日のNY株式市場は続伸。注目の12月個人消費支出は、コアPCE価格指数前年同月比の伸び率が11月の5.5%から5.0%に鈍化。ミシガン大学1年先期待インフレ確報値も21年4月以来の低水準で着地したことで「インフレ鎮静 → FRBの金融引き締め終了」期待が高まり買いが先行。15時過ぎに34,164ドル(+214)まで上昇すると、引けにかけては週末のポジション整理や節目の34,000ドルを意識した利確売りにより上げ幅を縮小。
個別では前日の決算を嫌気されたインテルが急落した一方で、アメックス、ビザ、アップルなどが指数をサポート。ナスダックはテスラが連騰した他、メタ、アマゾン、エヌビディア、AMDなどが指数高を牽引。
NYダウ 33,978ドル +28
ナスダック 11,621 +109
米10年債利回り 3.523% +0.027
為替 129.83円/ドル
NY原油 79.42 −1.59
日経先物 27,410円 +0
□ テクニカル : NYダウは33,000ドル付近を底値圏とする買い優勢の構図を維持。11月末高値の34,600ドル付近が上値抵抗帯として意識されます。米10年債利回りの軟勢に関しては、11,12月こそインフレ基調の鈍化期待を背景としていたものの、年初以降は景気後退懸念の高まりを意味していると判断されるため、「金利低下=株高への過信」は禁物。

【主な政治・経済イベント】
1/31(火)米11月SPケースシラー住宅価格指数、決算FOMC(〜2/1)、決算:キャタピラー、AMD
2/1(水)米1月ADP雇用報告、1月ISM製造業景気指数、パウエルFRB議長会見、決算:メタ
2/2(木)ECB理事会、米決算:アップル、アルファベット、アマゾン
2/3(金)米1月雇用統計
■ NY株展望 : 上昇トレンド継続 ± リスクイベント
年初からの「金利低下・ハイテク株高」主導の上昇トレンドを引き継ぎつつ、FOMC、木曜の大手企業の決算、週末の雇用統計などのリスクイベントの内容と月末月初の特殊需給を加減した推移へ。想定レンジは33,700〜34,500ドル。
FOMCに関しては、12月PCEデフレータがインフレ動向の鎮静化を示唆しているため、12月の利上げ幅(4会合連続の0.75% → 0.5%)からさらに踏み込んだ0.25%利上げが本線。マーケットは相応部分を織り込んでいるため中立〜ややプラスの反応が本命。
大手企業の決算に関しては、マイクロソフトが決算発表(1/24)直後に下落しながらも週末にかけて持ち直した経緯から、(全体需給のトレンド形成力のない)単発的な株価指数の波乱要因としてケア。
リスクシナリオとしては・・・、月末月初の特殊需給、節目の34,000ドル超えなどを背景とする買いポジション整理(利益確定売り)需要の高まり + 各イベントを経た景況感の悪化懸念 → 33,000ドル台半ばまでの下落に警戒したいところ。12月同様のECB理事会での金融引き締め強化へのショック反応にも要注意。
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