前場の日経平均は大幅続落。先週の28,500円超えによる上方オーバーシュートの反動に加えて、米SVB破綻を嫌気したNY株安も重石に売りが先行。東京タイムに入ってからのNY株先物はリバウンド色を強めたものの、メジャーSQ後の日経先物の売り傾斜がネックとなり、10時台には27,600円台前半まで軟化。

東証主力株はほぼ全面安。中小型株も連鎖的に売りが波及する中、4441 トビラシステムズ、8142 トーホー、6167 冨士ダイス、6775 TB、5781 東邦金属、7901 マツモト、5820 三ツ星、5939 大谷工業、4388 エーアイ、4444 インフォネットなどに短期資金が流入。

□ 午後の展望 : 弱気優位 ± 先物需給

売り優勢ながらNY株先物の反発色が下支えとなる27,550−27,850円レンジの推移が本線。日経先物での売り方主導の二段安 ≒ 27,500円割れもリスクシナリオとして念頭に。

■ 午後の戦略 : 続・安値買い < 売りそびれ!

日経平均は2日で約1,000円の下落後もテクニカルに底打ち感は限定的。明日の米2月消費者物価から週末まで続く米中重要マクロ指標なりの波乱余地、売り方優位に転じている先物需給、市場マインドの悪化による個別全般の需給不安などを踏まえれば、引き続き「買いそびれリスクよりも売りそびれリスクを重視」した慎重策で臨みたいところ。

ご自身のリスク許容度と相場観に応じた確保したい余力の決定 → ストレス玉を中心に機械的にポジション縮小を計るスタンスで。その上で、極端にターゲットと条件を絞った“逆襲+アルファの布石”へ派生。

【ウォッチ銘柄】

△ 7189 西日本FH
短期的には金融セクター主導の地合いの不安定化が懸念されるため、(終値1,100円割れが避けにくい現状を踏まえ)目先は手仕舞い優先で対応ください。SVBの件をもってしても先高期待は不変と判断していますので、中長期的な押し目買い対象としては継続的に注目。

△ 1360 日経ベア2倍
800円付近(3/6)、780円付近(3/9)での買い増し → 本日830円台までの上昇過程で一部利確...と展開していただいたら、明日のブレも小口逆張り(突っ込み買い、吹き値売り)へ。

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では 午後もよろしくお願いします
     
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