おはようございます。

昨日のNY株式市場は反落。スイスの金融大手クレディ・スイスの経営不安から欧州株相場が大幅安となった他、SVB破綻をきっかけにFRBが銀行規制強化へ動くとの思惑が逆風となって 債券買い(金利低下)・株式売りのリスク回避トレードが進展。13時ごろに31,429ドル(−725)まで下落すると、引けにかけては 金利急低下を受けたグロース株買い、スイス中央銀行によるクレディ・スイスに対する必要に応じた流動性供給方針が支えとなり、急速に下げ幅を縮小。

朝方発表されたマクロ指標は、2月生産者物価指数(前月比−0.1%、市場予想+0.3%)、2月小売売上高(前月比−0.4%、市場予想−0.3%)ともにインフレ動向の鎮静化を示唆。

NYダウ 31,874ドル −280
ナスダック 11,434 +5
米10年債利回り 3.469% −0.166
為替 133.43円/ドル
NY原油 67.61 −3.72
日経先物(6月限) 26,480円 −570

NYダウのテクニカルは調整トレンド継続が本線となりますが、連日の陽線が31,000ドル台後半の底堅さを示唆している事にも注目。

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□ 本日の展望 : 売り優勢 ± 先物需給

前日比で570円もの大幅安となっている日経先物なりの急落スタート後、引けにかけては今晩のECB理事会、明日の米ミシガン大学消費者信頼感指数を前に安値買い意欲が盛り上がりにくい中、先物での売り方次第の乱高下が予想されます。想定レンジは26,600−27,000円。

★ 本日の戦略 : 不用意な投げ売りにも要注意!

テクニカルと市場マインドの冷え込みに逆らわず、5割程度の余力確保とストレス玉の段階的縮小をベースとしたリスク回避方針を継続。

ただし、今月前半の28,500円超えをオーバーシュートとしたように、SVBショックによるFRBの利上げ意欲の低下見込み、NY株安に乖離した先物主導の日経安などの背景を踏まえれば、日経26,500円割れは下方オーバーシュートの領域と判断。

先週後半以降の守備的スタンスによって既に相応の余力拡充と持ち株週の絞り込みにメドが立っている方は、本日の下落局面での不用意な売りすぎにも注意 → 継続予定銘柄に関してはFOMCに絡めた乱高下も念頭に「来週末までの日柄分散も意識した小口買い下がり」も有効となりそうです。

☆ 週明けからのスポット2銘柄も従来戦略を踏襲。本日からは★ 新主力銘柄にて“逆襲+アルファ”の土台固めも開始!

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『 乱局こそ明確なビジョンと正攻法で堂々と! 』

では 本日もよろしくお願いします。