おはようございます。
昨日のNY株式市場は反発。前日のFOMC後の大幅安の反動に加えて、イエレン米財務長官による「預金保護のために追加的な措置を講じる用意がある」発言を好感して買いが先行。11時ごろに32,511ドル(+481)まで上昇すると、引けにかけては根強い金融システム不安を背景とする債券買い(金利低下)株式売りトレードが再開し、32,000ドルを挟んで不安定に推移。ナスダックも反発。主要銘柄がほぼ全面高に。
昨日のNY株式市場は反発。前日のFOMC後の大幅安の反動に加えて、イエレン米財務長官による「預金保護のために追加的な措置を講じる用意がある」発言を好感して買いが先行。11時ごろに32,511ドル(+481)まで上昇すると、引けにかけては根強い金融システム不安を背景とする債券買い(金利低下)株式売りトレードが再開し、32,000ドルを挟んで不安定に推移。ナスダックも反発。主要銘柄がほぼ全面高に。
NYダウ 32,105ドル +75
ナスダック 11,787 +117
米10年債利回り 3.413% −0.086
為替 130.81円/ドル
NY原油 69.25 −1.65
日経先物(6月限) 27,090円 −30
ナスダックは直近高値圏での推移により反騰トレンドを維持。日経先物は(NYダウ同様に)右肩下がりの10日線が上値抵抗ラインとなっているため、「下落第二波動入りリスク」を内包。

□ 本日の展望 : 模様眺め ± 先物需給
27,200円付近ではテクニカル要因(5日線の下値抵抗感)、期末配当狙いなどが支えとなる一方、27,600円付近ではリスク回避売りや週末のポジション調整が重石となる方向感の乏しい流れが本線。NYタイム同様の先物主導の振れ幅の大きい展開にも要注意。
★ 本日の戦略 : リスク管理は(仮初めの安心感ではなく)手仕舞い条件の徹底で!
FOMC後の日経先物の安定感に順じた軽めの強気度アップを継続。流動性高めの中小型株主体の押し目買い・上昇時の売りすぎ注意スタンスでの対応。
※ 日経連動タイプ、東証主力株、低PBRのような割安銘柄、好配当銘柄などは、日経平均の下落第二波動入りに際しての日柄ロスリスク、上がるけど儲からないリスクなどが懸念されます。リスク管理は、これら「なんとなく安心、下がらなそう」な銘柄への取り組みでも、先週までのような多めの余力残しでもなく、手仕舞い条件の徹底を中心視するイメージがおススメ。