本日の日経平均は暴落。先週の米3月消費者物価以降の「インフレ長期化・FRBの利下げ先送り懸念」に加えて、中東情勢の混迷化、直近のテクニカルと市場マインドの悪化などを重石に寄り付き直後に38,500円台まで下落。先物への散発的な大口売りも足かせとなって12時台に38,322円(−910)まで下値を切り下げると、引けにかけては38,500円を挟んだ弱持ち合いに移行。東証主力株は素材エネルギー、ハイテク、金融を中心に概ね軟調。
11時発表の中国マクロ指標は強弱マチマチ。1−3月期GDPは(中国政府の意向もあって)市場予想の前年同期比+4.6%を上回る+5.3%で着地した一方、1−3月期不動産投資が前年同期比で9.5%もの大幅減に。日本株への影響は軽微なものにとどまりましたが、総じて中国経済の不安定さを示唆。
日経平均 38,471円 −761、Topix 2,697 −56
日経先物 39,390円、為替 154.32円/ドル
NYダウ先物 37,956ドル −37
日経平均のテクニカルは、右肩下がりの10日線をネックラインとする下落トレンドを継続。本日の東証プライムが20億株超えの大商いをこなしているため、投げ売り一服によるリバウンド基調入りも期待されますが、売買戦略としては(連日お伝えしている経緯から)38,000円付近までの下押しに要警戒。

中小型株は 3915 テラスカイ、2884 ヨシムラフード、4813 Access、9948 アークス、4761 さくらケーシーエス、6578 コレック、6573 アジャイル、3905 データセクションなどに短期資金が流入。全般的には日経安なりの投げ売りの連鎖が顕著に。

■ 後記 : テクニカル面では38,000円付近が強めの抵抗帯となるものの、来週から月末にかけての日米中銀会合、4,5月天井のアノマリー、中東情勢の不透明感などを踏まえれば、37,000円付近までの下ブレや「目先の底打ち → 安値から500円高程度を天井圏とするボックス相場への移行」への備えも怠れない環境です。
よって、明日も3割+アルファの余力維持、手仕舞い条件の徹底によるリスク管理を優先。東証グロース指数の悪化が示す中小型株物色の極端な低迷は、5/15の決算シーズン明けまで継続する可能性があるだけに、「売るに売れない・・・」とお感じの持ち株も現況で段階的に売却 → リバウンド狙いの最大公約数として★ 日経レバ(1570)に乗り換える or 底打ちムードを確認した後に中小型株でリベンジを計る構えで臨んでください。
攻撃面に関しては(重複しますが)地合い悪化に伴う買い下がりは★ 日経レバ(1570)に集中しつつ、★☆Sラボ新規買い対象3銘柄を中心に、テクニカル維持銘柄からターゲットを絞った仕込み方針を継続。
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では 本日もお疲れ様でした。
お帰り前にこちらも是非!☆


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