本日の日経平均は急騰。注目の日銀金融政策決定会合は想定内ながらも強めの引き締めとなる「政策金利の0.25%への利上げ」を決定。ドル円安やマイクロソフトの決算悪を嫌気して寄り付き直後に38,000円割れまで売られていた日経平均は、イベント通過による安心感+先物での売り方の買い戻しにより38,600円水準まで反発。

14時半ば以降には「米バイデン政権による中国への半導体輸出規制から日本を除外する方針」報道も追い風となり、一気に39,000円台を回復。

東証主力株は買い戻しが進展した半導体セクターを中心に概ね堅調。

日経平均 39,101円 +575、Topix 2,794 +39
日経先物 39,230円、為替 152.81円/ドル
NYダウ先物 41,025ドル +63

テクニカル : Sラボ流底打ち基準の「安値後3日程度の騰勢継続、終値10日線超え」クリアにより、先週末安値(37,611円)を底値とする反騰トレンド入り優位の形状。※ 日経(先物)の先行性が高いドル円が依然として下落トレンドを形成している点には要注意。

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中小型株は 7283 愛三工業、3104 富士紡、9533 東邦ガス、9889 JBCC、2327 日鉄ソリューション、4369 トリケミカル、6871 マイクロニクス、9828 元気寿司、6993 大黒屋、3841 ジーダット、7908 きもと、4592 サンバイオ、4883 モダリス、4564 OTSなどに短期資金が流入。

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【ウォッチ&Sラボ銘柄】

△▼ 4463 日華化学
24年12月期経常益予想を27億円から37億円に、配当予想を34円から50円に上方修正。5603 虹技、2317 システナ、4272 日本化薬、5386 鶴弥などとともに割り切り対象でケア。

■ 後記 : 今晩のNY市場は、東京タイムのNY株先物なりに買い優勢で寄り付いた後、午後に発表されるFOMCの結果に絡めた波乱含みの展開へ。FOMCに関しては9月利下げ示唆 → (日銀会合同様)リスクイベント通過による買い安心感を背景とする40,600−41,200ドルレンジの推移が本線。昨日終値は40,743ドル。
リスクシナリオとしては、FOMCにおける9月利下げへの懐疑的な見通し → NYダウ40,500ドル割れ、ナスダック17,000割れをケア。

明日の日本市場は、米イベントリスク(明日のアップル、アマゾンの決算、週末の雇用統計)や直近の乱高下を受けたポジション整理需要が重石となる一方、テクニカルと市場マインドの良化が下支えとなる「反騰トレンド内の上下」が本線。
 
※ ロンドンタイムの日経先物が荒れていますので、最終的な明日の展望は明朝のコメントを参照ください
  
   (会員サークルより 
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では 本日もお疲れさまでした。

「西日本FH、日経レバみてるよ!」
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