おはようございます。

昨日のNY株式市場は急反落。午前中に発表された8月ISM製造業景気指数は7月の46.8から47.2に上昇したものの、市場予想の47.5を下回って着地。その他にも決定的な売り材料が見当たらない中、『 月初の機械的な利確売り 』を背景に売りが先行。15時台に40,778ドル(−784)まで下落した後、40,900ドル台で取引を終了。

ダウ構成30銘柄は前日比7%超下落したボーイング、インテルを中心に概ね軟調。もっとも、6銘柄は前日比プラス引けとなった事からも、「景況感の悪化ではなく、需給主導の下げ」とみるのがスマート。

ナスダックは主要銘柄が全面安となって暴落。教科書にに反した「米長期金利の低下とハイテク株安」のペアリングは、今週のNY展望でお伝えした「欧米金融資本の根強い景気の先行き不安」の側面も。

日経先物はNY株安と米長期金利の低下に伴うドル円安のWショックにより前日比1,100円強の暴落に。

NYダウ 40,936ドル −626
ナスダック 17,136 −577
米10年債利回り 3.843% −0.68
為替 145.63円/ドル
日経先物 37,640円 −1150

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□ 本日の展望 : 売り一巡後も戻り鈍く

NYタイムの日経先物に呼応した急落スタート後、引けにかけては先物での売り方の買戻しが下支えとなりつつも、週末にかけての米重要マクロ指標の結果と市場の反応を見極めたいとの思惑から戻りの鈍い展開が予想されます。想定レンジは37,500−38,100円。

★ 本日の戦略 : “8月暴落の再来”への備え + アルファ!
 
上記のように、NYタイムの需給悪化は8月序盤同様の『月初の特殊需給の売り傾斜』が主要因の可能性が大。よって、月末までを見通した場合は「突っ込み買い」が正着打と判断。

ただし、日米株価指数ともにMACD陰転による数週間スパンの調整局面入りリスク、メジャーSQ月特有の月初の需給不安などを踏まえれば、まずは目先数日間の下値模索への備えを優先すべく、「2,3割程度の余力維持、手仕舞い条件の徹底」によるリスク管理を丁寧に。

※ 手仕舞い条件と売却手法は持ち株全体のバランスも配慮して設定。具体的には・・・、持ち株の半数は終値、残りはザラ場株価を基準に設定。条件抵触時は全株売却するものと半数程度売却するものに分類、成り行き売りと指値での売りに分類 etc

その上で、ターゲットと条件を絞った逆張り買いスタンスにより、売り一巡後への対応を丹念に。

なお、半導体セクターに関しては、 先週のNYダウ最高値更新に対するSOX(FF半導体株指数)が伸び悩みを念頭に強引な勝負は避けるのがおススメ。

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【ウォッチ銘柄】

△ 9348 ispace
2度目の月面着陸挑戦に向けた準備を進めているとの日経報道。既定路線ですが、マネーゲームのきっかけ化で注目。

△ 4475 Hennge、9166 Genda、215●
あえての東証グロースでの逆張りなら、流動性高めの好トレンド銘柄からの考察がおススメ。薄商いではビザスク(4490)もケア。トリプルアイズ(5026)も継続注視。

『 不安を書き出し、分類・分解して対処! 』

では 本日もよろしくお願いします。

     
  

※ 昨日のNYタイムの日経先物は、本日の★☆新銘柄ご提案条件とした「マイルドな推移」を逸脱。よって、本日中は☆ Chordia(190A)を含む★☆3銘柄のはじめ、従来からの3銘柄主体で取り組む予定です。

「今回の下げこそ活かしたい!」

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