おはようございます。
昨日のNY株式市場は反発。注目の米8月消費者物価(CPI)は市場予想(7月の前年同月比+2.9%から2.6%への低下)なりに+2.5%で着地し、コア指数も含めればインフレ鈍化基調を示唆。しかし、発表直後の株価は 大統領候補者のテレビ討論会を経た米経済の先行き不透明感の高まり、インフレ鈍化 ≒ 景気停滞との見方が重石となって 10時台に39,993ドル(−744)まで暴落。
11時以降は、節目の40,000ドルを意識した押し目買い、「9月FOMCでの0.5%利下げ」に至るほどではないとの見方を背景とする「直近のドル売り・ハイテク売りの巻き戻し」が支えとなって急速に下値を切り上げる展開に。
ナスダックは主要銘柄が全面高となって大幅続伸。テクニカルは下ヒゲ陽線による10日線超えが「トレンド陽転」を示唆。
NYダウ 40,861ドル +124
ナスダック 17,395 +369
米10年債利回り 3.664% +0.008
為替 142.38円/ドル
日経先物 36,510円 +740
□ 本日の展望 : 買い優勢 ± ドル円
昨日の日銀の中川審議委員による追加利上げ前向き発言への過剰反応...の反動、月初から3,000円強の下落によるリバウンド機運の高まり、米CPI後の米ハイテク株高などを追い風とする堅調スタート後、引けにかけてはドル円を睨んだ方向感の乏しい展開が本線。想定レンジは36,200−35,600円。
★ 本日の戦略 : Aタイプ銘柄の戻り売り、Bタイプ銘柄の育成!
日本株のネックとなっていた米ハイテク株(ナスダック)に底打ちトレンド陽転気配が生じている一方、日経先物の先行指標であるドル円は下値不安を継続中。週末からの3連休、連休明けの日米中銀会合なりの波乱余地を含めれば、本日も「下値模索〜リバウンド序盤」を前提としたステージ1戦略を丹念に。
(1)リスク管理 : 売り時を模索していたストレス玉に加えて、★ 日経レバ(1570)を中心とする日経平均への相関性の高いポジション(Aタイプ銘柄)に関しては、一部売却による余力拡充を優先。※ 既に相応の余力をキープされている方もストレス玉は大胆にカット → 乗り換え先でのリカバー狙いに移行してください。
(2)攻撃面 : 流動性高めの好トレンド銘柄(Bタイプ)に関しては、押し目買い・上昇時の売りすぎ注意による育成方針を継続。※ 逆行安に際しての手仕舞い条件の徹底は抜かりなく。
★ 1570 日経レバ :上記観点から、23,700円超えがあれば軽め利確 → ストレス玉の損切りを補填。
☆ 4385 メルカリ : 押し目は淡々と買い直しを計りつつ、反発時は2,500円付近から 〜(略)〜にかけて3−5割の利確を計る方針で。
☆ 新スポット銘柄 : ●10円付近での買い増し狙いを本線に、●30円前後も追撃 → ●40円超えでは軽め利確へ。
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△ 8031 三井物産
自社株買い枠を従来から倍増。外資勢は自社株買いに弱いので、シンプルに材料視されそうです。チャートは悪いので観賞用と捉えるのがおススメ。
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