本日の日経平均大幅続落。前日のNY市場に目立った活況悪化要因が見当たらず、むしろ151円台まで上昇したドル円が追い風となっても不思議はない環境の中、週末の衆議院選における与党過半数割れ、立憲共産党の暗躍による政治混乱・日本経済への先行き不安を背景に先物に大口売りが散発。株価なりのパニック売りも巻き込んで10時過ぎに38,200円(−753)まで下落すると、引けにかけても38,400円を挟んで覇気なく推移。
東証主力株は「A寄りのBタイプ銘柄」として取り上げている海運セクターを除いてほぼ全面安。
日経平均 38,411円 −542、Topix 2,651 −28
日経先物 38,430円、為替 150.77円/ドル
NYダウ先物 43,094ドル −83
日経平均のテクニカルは、5日・10日線のデッドクロス、10日線からの下放れにより調整トレンド入り優位の形状。目先の下値メドは(今週の展望でお伝えした)9月安値からの10月高値までの上昇幅のフィボナッチ押し(0.382)押し水準となる38,000〜38,200円レンジが強めの抵抗帯として意識されます。ここを割り込む場合は8月安値からのフィボナッチ押しとなる36,700円付近までの下押しも視野に。
中小型株は 3031 ラクーン、6814 古野電気、260A オルツ、3185 夢展望、7711 助川電工、7116 ダイワ通信、1514 住石HDなどに短期資金が流入。
■ 後記 : 今晩のNY市場は、42,000ドル台後半での利確賛成ムード継続が本線。決算では寄り前の3M、ベライゾン、引け後の テキサス・インストゥルメンツに注目。
明日の東京市場は、本日の余韻により実需買いが手控えられる中、先物での売り方次第の推移(買戻しが膨らめば38,700円超え、更なる仕掛け売りなら38,000円の攻防)が予想されます。日経平均以上に悪化が顕著な東証グロース指数のテクニカルを踏まえれば、中小型株は地合い悪化局面での投げ売りの連鎖に要注意。
〜(略)〜
衆議院選における立憲共産党系の暗躍による日本経済の後退と中国浸食リスクを嫌った外資勢の日本売り(立憲ショック)は来週月曜までにはピークアウトする可能性が高いと判断。
ただし・・・、テクニカル悪化は別の問題。
底打ちサインを確認するまでの強引な勝負は避けるべく、明日の一段安もお気持ちの許す範囲で買い向かいつつ、週内( ≒ 衆議院選前)のリバウンド局面では戻り売りによる体勢の建て直しを優先してください。
■ 後記 : 今晩のNY市場は、42,000ドル台後半での利確賛成ムード継続が本線。決算では寄り前の3M、ベライゾン、引け後の テキサス・インストゥルメンツに注目。
明日の東京市場は、本日の余韻により実需買いが手控えられる中、先物での売り方次第の推移(買戻しが膨らめば38,700円超え、更なる仕掛け売りなら38,000円の攻防)が予想されます。日経平均以上に悪化が顕著な東証グロース指数のテクニカルを踏まえれば、中小型株は地合い悪化局面での投げ売りの連鎖に要注意。
〜(略)〜
衆議院選における立憲共産党系の暗躍による日本経済の後退と中国浸食リスクを嫌った外資勢の日本売り(立憲ショック)は来週月曜までにはピークアウトする可能性が高いと判断。
ただし・・・、テクニカル悪化は別の問題。
底打ちサインを確認するまでの強引な勝負は避けるべく、明日の一段安もお気持ちの許す範囲で買い向かいつつ、週内( ≒ 衆議院選前)のリバウンド局面では戻り売りによる体勢の建て直しを優先してください。