本日の日経平均は続落。前日のNYタイムの日経先物は38,000円台を維持して取引を終えていたものの、米インフレ再燃や衆議院選での立憲暗躍を警戒した週初からの軟勢(に伴うテクニカル・市場マインドの悪化)を引きつき売り優勢で寄り付くと、13時過ぎには37,713円(−430)まで下落。低調な商いが実需買いの萎縮を示す中、引けにかけては先物での売り方の買戻しが支えとなって下げ幅を縮小。東証主力株は値がさ・ハイテク株を中心に売りが優勢。

中小型株も主役クラスが連鎖的に売られる中、6836 ぷらっとホーム、3912 モバファク、6744 能美防災、2936 ベースフード、4883 モダリス、3070 ジェリービーンなどに局所的に短期資金が流入。上場3日目の東京メトロ(9023)は早くも初値割れまで下落。

日経平均 37,913円 −229、Topix 2,618 −17
日経先物 38,010円、為替 151.93円/ドル
NYダウ先物 42,613ドル +8

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■ 後記今週の展望(10/20)では「ASMLショックによるハイテク株の軟勢、衆議院選における立憲共産党系の暗躍 → 日本経済を悲観視した外資系の利確ラッシュ(立憲ショック)に対する警戒感を重石としつつ、決算シーズンや日銀金融政策決定会合を前にした様子見ムード」をメインシナリオとして提示。

結果は・・・、立憲ショックに加えて、インフレ再燃による米景況感の悪化・NY株安も足枷となり、リスクシナリオとしてお伝えした38,000円水準(第2下値メド)までの大幅安に。売買戦略としても「持ち合い下の個別物色の継続」を前提としていた経緯から、後手を踏む流れ。

本日安値37,713円での日経平均の底打ち感は希薄であり、決算シーズン入りによる売買難易度の高まりを踏まえれば、来週も強引な勝負は避けたいところ。

ただし・・・、来週木曜の日銀会合に前後した需給陽転余地、直近で余力を空けていただいた経緯などを踏まえ、衆議院選後の下押しは“勝負どころ”としてマーケットに対峙してい予定です!

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では 今週もお疲れさまでした。

お帰り前にこちらも是非!☆
    


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