<< 先週の振り返り >>

先週の日経平均は10/16からの調整トレンドを継続。インフレ再燃による米経済の停滞懸念、衆議院選での与党過半数割れ・立憲共産党の暗躍への警戒感などを背景に、前週末の39,000円水準から一時37,700円台まで下落。

東証主力株は日経なりに弱含んだ一方、中小型株は東証グロース指数のテクニカル悪化が示すように市場マインドの冷え込みを背景に連鎖的見切り売りが顕著に。

□ テクニカル : 日経平均は右肩下がり5日線をレジスタンスとする下落トレンド継続...優位の形状。上値は5日線・10日線が、下値は(1)9−10月の上昇幅のフィボナッチ(0.382)押し水準となる38,200円から38,000円レンジ、(2)8−10月のフィボナッチ押し水準となる36,700円台から36,500円レンジがそれぞれ強めの抵抗帯として意識されます。

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ドル円は、先週月曜の均衡表の雲上限ブレイクにより上昇トレンドに厚みを増す格好。直近の約1か月で10円強もの上昇により過熱感も生じているため、テクニカル調整を挟みながら160円を試す動きが予想されます。

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■ 今週の展望 :軟勢継続→ 後半の落ち着き

テクニカルと市場マインドの軟化を重石とする軟調地合いをベースとしながら、日曜の衆議院選や木曜の日銀会合の結果、火曜から週末まで続く米重要イベントに絡めた波乱含みの展開へ。

メインシナリオは、衆議院選での与党苦戦・立憲暗躍による日本経済の先行き不安を嫌気した外資勢の先物売りによる週初の下押し(立憲ショック)後、週末にかけては乱高下を挟みつつも徐々に落ち着きを取り戻す or 反騰色を強める展開を想定。予想レンジは37,500−38,800円。

※ 大局的には・・・、米大統領選前の外資勢のポジション整理需要の高まり → 立憲ショックを囃した日経先物での利確ラッシュ + 仕掛け売り → 米大統領選近辺からの巻き戻し or 反騰トレンド入りをイメージしておくのがおススメ。

楽観シナリオとしては、衆議院選後の悪材料出尽くしによる即時リバウンド基調入り → 39,000円台回復。リスクシナリオとしては、立憲ショック、日銀会合のタカ派化、米イベントにおける悪材料増幅による37,000円割れに要注意。

     (今日18時配信のメルマガより

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