おはようございます。

昨日のNY株式市場は反発。トランプ政権による減税や規制緩和などへの期待を背景とした直近の騰勢を引き継いで11時台に節目の44,000ドルをブレイクすると、14時台には44,157ドル(+427)まで上昇。金融・内需関連が買われた他、セールスフォースが指数高を牽引。

ナスダックは小幅に続伸。主要銘柄は概ね軟調に推移したものの、トランプ関連として買われたテスラ株が指数をサポート。

NYダウ 43,988ドル +259
ナスダック 19,286 +17
米10年債利回り 4.315% −0.027
為替 152.44円/ドル
日経先物 39,140円 −360

□ テクニカル : NYダウのテクニカルは4日で2,000ドル超の上昇により過熱感が顕著。現在の騰勢一服後は持ち合いによる日柄調整 or 5日線付近までの下落による値幅調整が視野に。

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フィラデルフィア半導体株指数は、9月以降の天井圏である5,400pの上値抵抗感がカギ。上抜けてくるなら相場全体の更なるムード良化が見込まれます。

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米10年債利回り(長期金利)は9月3.6%水準を底値とする上昇トレンドを継続中。金利を日足で考察すべきではありませんが、高水準のMACD陰転、10日線割れなどが「目先は調整優位」を示唆。金利低下に伴うNY株の一段高が期待される反面、景況感の悪化に伴う金利低下の場合は株安に作用する事も念頭に。

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【主な政治・経済イベント】
11/12(火)米決算:ホームデポ
11/13(水)米10月消費者物価(CPI)、決算:シスコ
11/14(木)米10月生産者物価(PPI)、決算:AMAT
11/15(金)米11月NY連銀製造業景気指数、10月小売売上高

■ NY株展望 : トランプ買い継続 ± テクニカル・物価指標

トランプ政権による減税や規制緩和などへの景気浮揚効果を煽った堅調地合いをベースとしながら、調整含みのテクニカル、物価指標を経たインフレ動向やFRBの金融政策に対する思惑の変化などを加減した推移へ。想定レンジは 43,500−44,800ドル。

CPIやPPIなどの10月物価指標に関しては「長期的なインフレ鈍化基調の継続」示唆が予想され、先月の9月消費者物価(前年同期比+2.4%、コア指数+3.3%)が市場予想(+2.3%、+3.2%)を上回りながらも波乱を回避した経緯から、無風通過 or 短期的な乱高下要因に留まる流れが本線。

リスクシナリオとしては、(正味のマクロ経済の変化よりも)利確バイアスの高まりを背景としたテクニカル・先物主導の下ブレ → 43,000ドル台前半までの下振れをケア。

楽観シナリオとしては、現在(11/9 am6:10)開票中の米下院選における共和党の過半数獲得 → トリプルレッド(大統領選・上院・下院での共和党勝利)によるスムーズな政策運営を期待したを45,000ドルトライ...に期待。

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日本株展望は明日の午前中の更新、来週の売買戦略(抄)もこちらかXにアップする予定です