前場の日経平均は大幅続落。決定的な売り材料が見当たらない中、直近の節目の40,000円を意識した利確賛成ムードに加えて、先週のトランプ政策のポジティブ面を評価したトランプ買いから、不安要素に最注目したトランプ売りへの相場の質の変化(機運)が重石に。10:44に38,814円(−562)まで下落すると、売り一巡後も弱含む展開に。

東証主力株は売り優勢。もっとも、日本経済の悪化懸念ではなく、先物需給の軟化が下落主要因のため225銘柄の2割程度は前日比プラス圏で推移。

中小型株は 9260 西本WIS、6465 ホシザキ、5805 SWCC、4186 東京応化、7220 武蔵精密、6235 オプトラン、4819 デジタルガレージ、7615 京都きもの友禅、6659 メディア・リンクス、2656 ベクター、52553 カバー、269A SAPEET、4259 エクサウィザーズ、4168 ヤプリなどに短期資金が流入。

□ 午後の展望 : 二段安に要注意!

今週の下値メドとしている38,800円付近では押し目買いが下支えとなる一方、39,200円台では直近の軟勢や今晩の米10月CPIを前にしたリスク回避売りが重石となる弱含みの推移が本線。上記“相場の質の変化”を踏まえれば、38,000円台半ばまでの一段安に要注意。

■ 午後の戦略 : 米CPI& 決算シーズン後を見据えた脱力対応!

39,000円台後半でのストレス玉の縮小後の地合い悪化は仕込み好機。ただし、米CPIやテクニカル悪化主導の更なる地合い悪化リスク、決算シーズン中の個別株の売買難易度の高さを踏まえれば、強引な勝負はNG。

引き続き、ターゲットと条件を絞った押し目買いを軸としながら、手仕舞い条件の徹底、(買い増し意欲の湧かない)ストレス玉や決算目前銘柄の縮小などによるリスク管理も抜かりなく。

☆★Sラボ銘柄 : 流動性高めの好トレンド銘柄に寄せてきた背景から、前場の日経急落局面でも現在取り組み中の5銘柄中、★ 8614 東洋証券、☆ 7000番台、〇 3993 PKSHA、☆ 本日からの新銘柄の4銘柄が前日比プラス圏で推移。

唯一のマイナスとなっている ☆ カカクコム(2371)に関しては、昨日利確を進めた直後だけに買い直しのための必要悪。

【ウォッチ銘柄】

△▼ 3807 フィスコ、2345 クシム、6634 ネクス、2315 CAICA
企業間以上に買い陣営の繋がりが深いとみていますので、株価動向の仲間外れを逆張り対応が妙手。

  (会員サークルより 
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では 午後もよろしくお願いします。