おはようございます。

昨日のNY株式市場は感謝祭明けの短縮取引の中、12月FOMCでの追加利下げ思惑を背景に債券買い(金利低下)株式買いが進展。バイデン政権が検討している中国への半導体関連の販売規制が「コンセンサスほどは厳しい措置にならない」とのブルームバーグ報道に加えて、ブラックフライデー(感謝祭明けの金曜日)恒例の年末商戦期待の買いも株価をサポート。

ナスダックも反発。テスラ・エヌビディアが指数高を牽引。

NYダウ 44,910ドル +188
ナスダック 19,218 +157
米10年債利回り 4.175% −0.089
為替 149.70円/ドル
日経先物 38,160円 −10

□ テクニカル :右肩上がりの10日線をサポートラインとする上昇トレンド継続...優位の形状。13週線(42,724ドル)との乖離率5%超えにより相応の過熱感も生じているため相応のテクニカル調整もケア。値幅調整に際しては、10日線が控える44,000ドル序盤から11月の上昇幅のフィボナッチ(0.382)押し水準となる43,700ドル付近が下値抵抗帯として意識されます。

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日経平均にとってはNYダウよりも 相関性の高いSOX(フィラデルフィア半導体株指数)は、10月半ば以降の「戻り売り」優位の形状。

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米10年債利回り(長期金利)は先週のコメントでお伝えした「節目の4.5%前の足踏み、10月序盤からの上方オーバーシュートを背景とする4.00−4.25%レンジへの回帰」なりに経過中。

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【主な政治・経済イベント】
12/2(月)米11月ISM製造業景気指数、サイバーマンデー
12/3(火)米10月雇用動態調査(JOLTS)求人件数
12/4(水)米11月ADP雇用報告、ISM非製造業景気指数
12/6(金)米11月雇用統計、12月ミシガン大学消費者態度指数

■ NY株展望 : トランプ買い継続 ± 景況感・金利動向

トランプ政策のポジティブ面(減税や規制緩和)への期待感を背景とする大統領選後の上昇トレンド継続が本線。想定レンジは44,500−45,500ドル。

NYダウのテクニカルには過熱感も見受けられるため、以下に起因する44,000ドル台前半までの良識的な下押しもリスクシナリオとして念頭に。

(1)ISM指数・雇用関連指標などのマクロ指標によるインフレ・景気停滞示唆、(2)トランプ新政権に絡めたネガティブ材料、(3)FRB要人による利下げ慎重論、(4)ロシアのウクライナ侵略戦争を中心とする地政学的リスクの高まり

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