■ 今週の展望 : トランプ警戒 ± SQ月需給

先週の日経平均は38,000円台前半をコアレンジとするボックス相場を継続。38,000円付近はNY株高を背景に買い戻しが下支えとなった一方、38,000円台後半では関税強化を含むトランプ警戒、マクロ経済に無頓着な国内政治(石破政権や立憲共産党への外資勢の悲壮感)が重石に。

日経平均のテクニカルは「38,000円台前半の持ち合い継続」を示唆。5日線と10日線が肉薄しているように‘煮詰まり感’も台頭しているため、買い傾斜に際しての39,000円超え、売り傾斜に際しての37,000円割れの双方に説明がつく不安定な形状。

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今週の日経平均は、指数寄与度の高い自動車・半導体・機械・電子部品など外需セクターにおける「トランプ政権の貿易政策に対する警戒感」が重石となる弱含みの推移が本線。想定レンジは(前週に続き)37,800−38,800円。

テクニカルの煮詰まり感に加えて、来週末のメジャーSQに絡めた先物需給のブレやすさを踏まえれば、明確な強弱材料がないまま、トランプ警戒一巡を煽った買い仕掛けによる39,000円超え、トランプ政策 + 日銀利上げ警戒を建て前とする下振れ → 37,700円割れによる下値模索ムードの高まり...も念頭に。

個別に関しては、上記背景から外需系は引き続き不安定な推移が警戒される一方、日経平均がレンジ相場を維持するなら、内需系主力株、流動性高めの好トレンド中小型株に関しては「日経+アルファ」な推移が予想されます。

週末も応援よろしくです!☆
   


★☆ 11月上旬からのSラボ戦略の経緯
衆議院選(10/27)における石破ショックに備えた守備的対応(〇) → 11月序盤の突っ込み買い (〇)→ 米大統領選に絡めた市場ムードの良化に際しては強気度アップ(▼) → テクニカルの重要ポイントとした38,800円割れを転機とする守備的シフト回帰(〇) → 11月下旬の「37,700−38,800円のレンジ相場」を前提とした逆張り対応(〇)...と経過中。

■ 今週のSラボ戦略  : 日経先物や外需系を中心とする東証主力株は、11月半ば以降の持ち合いにより潜在的売り圧力が増しています。よって、37,700−38,800円のレンジ相場内の逆張り(38,000円割れにおける強気、38,000円台後半でのポジション縮小)スタンスはそのままに...

  (本日18時配信のメルマガより)

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