おはようございます。
昨日のNY株式市場は反落。朝方発表された12月雇用統計は非農業部門の雇用増加(前月比25.6万人、市場予想16万人)、失業率の低下(4.2% → 4.1%)が示した良好な景気動向が、インフレ再燃 → FRBの利下げ回数減少懸念を高め、債券売り(金利は上昇)株式売りが進展。1月ミシガン大学消費者信頼感指数において、1年先の予想インフレ率が12月の2.8%から3.3%に上昇したことも足かせに41,877ドル(−757)まで下落すると、引けにかけても42,000ドルを挟んで軟調に推移。
□ テクニカル : 12月以降の底値圏として機能していた42,200ドル割れにより、「12月序盤からの下落トレンド回帰」優位の形状。上値は42,000ドル台半ばまで軟化してくる10日線付近、43,000ドル台前半が強めの抵抗帯として意識されます。
![big (18)](https://livedoor.blogimg.jp/s_labo/imgs/e/2/e2a6ac59.png)
SOX(フィラデルフィア半導体株指数)は、5,000ドル付近で下げ渋るようなら11月安値後の下値切り上げ歩調の継続が、5,000ドルを明確に割り込むようなら4,900−5,300ドル圏内のボックス相場継続が視野に。
![big (19)](https://livedoor.blogimg.jp/s_labo/imgs/1/9/19427fce.png)
米長期金利(10年債利回り)は節目の4.75%超えによる騰勢一服が見込まれますが、余韻にて5.0%水準まで上値を切り上げる ≒ NY株の一段安要因と化す流れに要注意。
![big (23)](https://livedoor.blogimg.jp/s_labo/imgs/d/8/d8a957ec.png)
【主な政治経済イベント】
1/14(火)米12月生産者物価(PPI)
1/15(水)米12月消費者物価(CPI)、1月NY連銀製造業景気指数、決算:JPモルガン、ゴールドマンサックス
1/16(木)台TSMC決算、米12月小売売上高、決算:モルガンスタンレー、ユナイテッドヘルス
1/17(金)米12月住宅着工件数、鉱工業生産
■ NY株展望 : 下落トレンド継続 ± 利下げ思惑
トランプ大統領の就任式(1/20)後の複数のネガティブ政策への警戒により買い方が様子見ムードを強める中、FRBの利下げ打ち止め懸念を背景とする「世界的金融資本による米債券売り(金利高)・株式売りトレンド」の継続が本線。
米12月物価指標(PPI・CPI)についてはコンセンサスなりのマイルドなインフレ動向を示唆 → マイルドな株価上下要因にとどまるとみていますが、先物での乱高下の“建て前”として利用されるシーンもケア。すなわち、テクニカルが示唆するSOX安・金利高の反転余地、トランプ大統領就任のご祝儀ムード演出を目的とした仕掛け買いなどに起因する43,000ドル台回復、トランプ懸念と抱き合わせで売り材料視される場合の41,000ドルの攻防...の双方をリスクシナリオとして念頭に。
昨日のNY株式市場は反落。朝方発表された12月雇用統計は非農業部門の雇用増加(前月比25.6万人、市場予想16万人)、失業率の低下(4.2% → 4.1%)が示した良好な景気動向が、インフレ再燃 → FRBの利下げ回数減少懸念を高め、債券売り(金利は上昇)株式売りが進展。1月ミシガン大学消費者信頼感指数において、1年先の予想インフレ率が12月の2.8%から3.3%に上昇したことも足かせに41,877ドル(−757)まで下落すると、引けにかけても42,000ドルを挟んで軟調に推移。
ナスダックは3日続落。金利高を嫌気してエヌビディア、AMDなど半導体を中心に、主要銘柄が軒並み下落。
日経先物も大幅安。米長期金利に呼応して158.80台まで上昇したドル円が、NY終盤には米景気先行き不安で157.70台まで軟化したため、NY株安の悪影響が直撃。
NYダウ 41,938ドル −696
ナスダック 19,161 −317
米10年債利回り 4.676% +0.072
為替 157.75円/ドル
日経先物 38,770円 −480
□ テクニカル : 12月以降の底値圏として機能していた42,200ドル割れにより、「12月序盤からの下落トレンド回帰」優位の形状。上値は42,000ドル台半ばまで軟化してくる10日線付近、43,000ドル台前半が強めの抵抗帯として意識されます。
![big (18)](https://livedoor.blogimg.jp/s_labo/imgs/e/2/e2a6ac59.png)
SOX(フィラデルフィア半導体株指数)は、5,000ドル付近で下げ渋るようなら11月安値後の下値切り上げ歩調の継続が、5,000ドルを明確に割り込むようなら4,900−5,300ドル圏内のボックス相場継続が視野に。
![big (19)](https://livedoor.blogimg.jp/s_labo/imgs/1/9/19427fce.png)
米長期金利(10年債利回り)は節目の4.75%超えによる騰勢一服が見込まれますが、余韻にて5.0%水準まで上値を切り上げる ≒ NY株の一段安要因と化す流れに要注意。
![big (23)](https://livedoor.blogimg.jp/s_labo/imgs/d/8/d8a957ec.png)
【主な政治経済イベント】
1/14(火)米12月生産者物価(PPI)
1/15(水)米12月消費者物価(CPI)、1月NY連銀製造業景気指数、決算:JPモルガン、ゴールドマンサックス
1/16(木)台TSMC決算、米12月小売売上高、決算:モルガンスタンレー、ユナイテッドヘルス
1/17(金)米12月住宅着工件数、鉱工業生産
■ NY株展望 : 下落トレンド継続 ± 利下げ思惑
トランプ大統領の就任式(1/20)後の複数のネガティブ政策への警戒により買い方が様子見ムードを強める中、FRBの利下げ打ち止め懸念を背景とする「世界的金融資本による米債券売り(金利高)・株式売りトレンド」の継続が本線。
米12月物価指標(PPI・CPI)についてはコンセンサスなりのマイルドなインフレ動向を示唆 → マイルドな株価上下要因にとどまるとみていますが、先物での乱高下の“建て前”として利用されるシーンもケア。すなわち、テクニカルが示唆するSOX安・金利高の反転余地、トランプ大統領就任のご祝儀ムード演出を目的とした仕掛け買いなどに起因する43,000ドル台回復、トランプ懸念と抱き合わせで売り材料視される場合の41,000ドルの攻防...の双方をリスクシナリオとして念頭に。