おはようございます。

昨日のNY株式市場は反発。IMFによる25年の米経済の成長率予想の大幅な上方修正(2.2% → 2.7%)、CPIなどの物価指標を経た1月FOMCでの利下げ期待の回復(に伴う金利低下)などを追い風に買いが先行。昼過ぎに43,653ドル(+500)まで上昇すると、引けにかけては翌日からの3連休(中のトランプ政策発表)を意識したポジション調整が重石に。個別ではハイテク・景気敏感セクターが堅調ン推移。ナスダックは主要銘柄が全面高となって急反発。

ドル円は、米金利の軟化よりも米経済の安定感を好感したドル買い主導で156円台を回復。日経先物は、NY株とドル円の騰勢を追い風に38,800円台で夜間取引を終了。

NYダウ 43,487ドル +334
ナスダック 19,630 +291
米10年債利回り 4.626% +0.009
為替 156.20円/ドル
日経先物 38,830円 +360

□ テクニカル : NYダウは強めの短期買いサインである5日・10日線のゴールデンクロスが点灯。12月高値から1月安値までの下落幅のフィボナッチ戻し水準(3,076ドル×0.382)となる43,100台序盤も上抜けたことで、42,000ドル付近を底値圏とする反騰トレンド入り優位の形状に。上値は節目かつ均衡表の雲上限が控える44,000ドル付近が、下値は43,000ドル付近と10日線が控える42,800ドル付近がそれぞれ強めの抵抗帯として意識されます。

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SOX(フィラデルフィア半導体株指数)はボックス上限の5,400を上抜けて昨年7月に記録した過去最高値(5,931)を目指すか、再度5,000水準に回帰するかの正念場。

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米10年債利回り(長期金利)はイメージ通り節目の4.75%超えを転機に調整色を強める格好。4.5%は厚めの下値抵抗帯となるため、4.5〜4.75%レンジでの持ち合いによる日柄調整...優位の形状。

big (2)

【主な政治・経済イベント】
1/20(月)NY休場(キング牧師生誕日)、米大統領就任式
1/21(火)決算:ネットフリックス
1/22(水)決算:P&G、J&J
1/23(木)決算:TI
1/24(金)決算:ベライゾン

■ NY株展望 : 金利低下・ハイテク株高トレンド継続!

今週月曜(1/13)からの債券買い(金利低下)ハイテク株買いトレンドの継続による堅調地合いが本線。想定レンジは43,000−44,200ドル。

月曜のトランプ大統領就任式後に公表される新政策に関しては、(近い)将来的には中国を中心とする他国との関係悪化、国内インフレ再燃などが売り材料視されるシーンが不可避なものの、短期的には減税と規制緩和による国内企業業績の良化を買い材料視する流れが期待されます。

※ 25年版初心者向け新定石(1)でお伝えしたように、今年の株式市場はFRBの利下げピッチが最大の焦点。メインシナリオは、利下げピッチ鈍化による上値期待の低下 → 世界的金融資本によるボックス圏内の乱高下の演出 → その‘建て前’としてトランプ政策が材料視される展開...となります。

別角度から・・・、トランプ政策への期待と失望はあくまでも演出であり、FRBによる利下げスタンス継続中の暴落は買い場探し、利下げ打ち止めや利上げに方針を変更した後の上振れは売り場探しとみておくのがスマート。

〜(略)〜

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