本日の日経平均は反発。前日の下げ幅1,000円強の暴落の反動に加えて、トランプ政権によるメキシコとカナダへの関税強化延期を好感して、9時台に39,192円(+672)まで上昇。米中協議の決裂により14時に米国から中国への制裁関税が発動されると一時38,590円まで下落したものの、引けにかけては38,800円水準でしっかりと推移。

東証主力株は 自動車・半導体を中心にやや買いが優勢。中小型株は 8344 山形銀行、4272 日本化薬、5481 山陽特殊鋼、2222 寿スピリッツ、3697 SHIFT、3993 PKSHA、5253 カバー、5246 Elements、5243 NOTE、5574 ABEJA、299A DELY、6550 Unipos、4978 リプロセル、3793 ドリコム、3350 メタプラネット、3825 リミックスポイント、254A AIフュージョン、6634 ネクスなどに短期資金が流入。

日経平均 38,798円 +278、Topix 2,738 +17
日経先物 38,770円、為替 155.31円/ドル
NYダウ先物 44,520ドル −45

□ テクニカル : 上値下値の切り上げにより昨日安値38,401円での底打ち感がうっすら浮上。ただし、5日線に上値抵抗感を示した長め陰線が「戻り売り優位の相場付き」を示唆。

big (11)

【ウォッチ銘柄】

△▼ 3433 トーカロ
25年3月期経常益予想を115億円から118億円に上方修正。4475 HENNGE、5384 フジミインコ、7981 タカラスタンダード、8704 トレイダーズ、4893 ノイル、3666 テクノスなどとともに割り切り対象でケア。

△ 215A タイミー、44●●
地合い不問の上昇トレンド形成(Bタイプ)、押し目買いスイング狙いで注目。低位株での即転狙い(Cタイプ)では8783 GFA、4259 エクサウィザーズ etc をケア。

▼ 8698 マネックス、4448 Kubell(売)
1月前半同様に空売り対象で継続注視。アストロスケール(186A)も同様。ベテランの方は流動性とボラティリティの高いTOWA(6315)を売り買い双方でケア。昨日お伝えした経緯から「三角持ち合い上放れ」に傾きつつあるため、〜(略)〜。

■ 後記 :今晩のNY市場は、米中貿易摩擦の再開を嫌気した弱含みの展開をベースに、政治情勢の変化や午前中に発表される12月雇用動態調査(JOLTS)求人件数、12月製造業新規受注などのマクロ指標を加減した推移へ。想定レンジは44,000−44,600ドル。前日終値44,421ドル
引け後の決算ではアルファベット、AMDに注目。

明日の日本市場は、不安残しのテクニカル、疑心暗鬼に満ちた市場マインド、米中関係の悪化や日本企業への関税強化などのトランプリスクがネックとなる38,000円台後半の不安定な推移が本線。個別全般に関しては、決算シーズン特有の好材料銘柄への局所物色の影響にて「日経高には緩慢な、日経安には過敏な反応」に注意したいところ。

〜(略)〜

(1)全体戦略 : トランプリスクに関しては常時神経質になる必要はありませんが、現状のようにトランプサイドの制裁と中国サイドの報復が交錯する中では半歩引いてマーケット全体を俯瞰したいところ。

不安残しのテクニカル、好決算銘柄に集中しやすい個別物色も踏まえれば、明日も一定の余力残し、手仕舞い条件の徹底、ストレス玉や決算目前銘柄の一部売却などによるリスク管理を丁寧に。

(2)個別戦略 : 日経平均への感応度高め銘柄(Aタイプ)については上記背景から打診買いにとどめるのが正攻法。また、本日は仮想通貨関連や東証グロース準主力株が動意を示したものの、物色の継続性には疑念が残る環境 → ボラティリティ高め銘柄(Cタイプ)での短期回転狙いに関しても、前のめりの取り組みはリスク過多。

よって、明日も流動性高めの好トレンド銘柄(Bタイプ)の押し目買い・上昇時の売りすぎ注意を軸とするスタンスで対応ください。

★☆Sラボ銘柄 : 全体相場の不透明感に備えるべく新規買い対象を2銘柄に絞っていただいたら、今晩のNYタイムの日経先物が無難に通過するなら、明日は☆★ 趣向を変えた取り組みに派生する予定です。

   (会員サークルより >>Sラボ参加案内) 

では 本日もお疲れさまでした。

「ネクス、メタプラ、カバー見てるよ!」・・・こちらも是非!☆
  
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