おはようございます。

昨日のNY株式市場は続落。中国を筆頭とするトランプ政権の関税強化が経済に与える悪影響を警戒した売りが先行し、11時台に42,347ドル(−843)まで下落。月初から2日で1,500ドル近い下落を受けた自律反発機運の高まりを背景に15時過ぎに43,084ドルまで反発したものの、引けにかけては売り直され、連日で2月以降の安値を更新。


ナスダックも続落。半導体セクターを中心に買い戻しが進展した銘柄も多発したものの、テスラ、メタ、アップルなどが指数を圧迫。

NYダウ 42,520ドル −670
ナスダック 18,285 −65
米10年債利回り 4.213% +0.054
為替 149.17円/ドル
日経先物 36,950円 −410

VIX指数(恐怖指数)は経験則からオーバーシュートの領域とみている24を突破。「下げすぎ=即時急反発」ではないため油断は禁物ですが、短期的には本日を含めた「数日内の底打ち優位」...の形勢。

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□ 本日の展望 : 悲観ムード継続 ± 先物需給

トランプ関税を巡る日米中の交易環境悪化 ≒ 日本企業の業績停滞を警戒した売り優勢の展開が本線。想定レンジは36,700−37,400円。

本日から開催される中国全人代にて、不動産バブル崩壊による国内の景気後退に対して市場予想を上回る大胆な対策が打ち出されるようなら、先物での売り方も買戻しラッシュによる37,000円台後半までの反発が視野に。反面、景気対策をうやむやにしたまま中国共産党幹部の保身を図るべく反米色に特化した内容となる場合や先物での売り方のダメ押しの仕掛けが入る場合には36,000円台前半までの下振れに要注意。

★ 本日の戦略 :「底値圏での定石」を丁寧に!

お伝えしているように米長期金利の4.25%割れに加えて、VIX指数の24超えはオーバーシュートを示唆。底打ち判断が一日ズレるだけでも状況が大きく変わりうるため、維持率に不安のある方やテクニカルが決定的に悪化している銘柄は株価を選びすぎない売却により下値耐久性を高めつつ、継続予定銘柄に関しては小口逆張りによる買値引き下げを計るのが定石。

※ トランプ政策を巡る今回の地合い悪化は、即時急反発が見込まれる一過性のものではなく、相場修復に時間が掛かるタイプのものとみるのがスマート。よって、「高値掴みで売るに売れないから塩漬けにする」・・・とお考えの持ち株もお気持ちの許す範囲で買い増すのが正攻法。思考停止による無策放置は大NG。

【ウォッチ銘柄】

△ 4689 LINEヤフー
LINEにAIが自律的に作業する「AIエージェント」を搭載する検討を開始。

△ 9348 ispace
航行中の月着陸船が日本時間6月6日に着陸する予定と発表。動意を示すなら順張り即転狙いで。

△ 8928 穴吹興産、1808 長谷工、3231 野村不動産、
石破政権は老朽マンションの再生を促す関連法案を閣議決定。マンション管理会社はすべからく悪質な営業が目立ちますが、物色テーマに挙がるなら数週間スパンの取り組みも妙手。

★☆Sラボ銘柄は、昨夕お伝えした新銘柄ご提案条件が未達成なため、★ 9000番台、8058 三菱商事で反撃の足場固めを進めながら、☆ 3000番台,、明日以降の★☆新銘柄にてスピード感を探求する構えで対応。

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