本日の日経平均は続伸。トランプ関税を巡る警戒感の緩和(前日発動したカナダとメキシコに対する関税で自動車を対象に1カ月間の適用除外)を追い風に終日堅調に推移。37,800円付近では一連の下落過程にて膨張した戻り売りバイアス、国内長期金利の09年6月以来の高水準までの上昇、(以下に記した)テクニカル要因などが重石に。
東証主力株は概ね堅調。前日比10%超上昇した三菱重工(7011)を中心に、川崎重工(7012)、日本製鋼所(5631)、シンフォニア(6507)など防衛関連がディーラー筋のマネーゲームの対象となった他、DMG森精機(6141)、マキタ(6586)、日本板硝子(5202)などがドイツの財政拡大期待を囃して仕手化。
中小型株は、欧州関連のヤマシンフィルタ(6240)、6432 竹内製作所(6432)、タダノ(6395)などの他、Gumi(3903)、サンアスタリスク(4053)、ダブルスコープ(6619)、メイコー(6787)、メタプラネット(3350)、リミックスポイント(3825)、SANKO(2762)、ウィンテスト(6721)、カバー(5253)、Elements(5246)などに短期資金が流入。
日経平均 37,796円 +376、Topix 2,755 +36
日経先物 37,800円、為替 149.18円/ドル
NYダウ先物 43,074ドル +8
テクニカル : 11日ぶりの終値5日線超えにより直近安値36,816円(3/4)での底打ち感を強める格好。強めの上値抵抗帯とお伝えしている37,800−38,000円を抜け切るようなら38,000円台後半までの切り返しが視野に。ただし、現状では当レンジでのリバウンド一服 → 売り直しによる37,000円付近までの下振れへの油断は禁物。

【ウォッチ&Sラボ銘柄】
△▼ 2345 シダー
25年3月期経常益予想を5.45億円から5.81億円、配当予想を6円から10円に上方修正。9678 カナモト、290A Synspective、3624 アクセルマークなどとともに割り切り対象でケア。
■ 後記 : 昨日お伝えした日経平均の上昇トレンド入りに必要な3条件のうち、(1)米中貿易政策への過度の警戒緩和、(2)米長期金利の下方オーバーシュートからの巻き戻し...はクリアされつつあるため、(3)テクニカルの壁...が目先の焦点に。
〜(略)〜
全体戦略 : 未だ足元が不安定な日経平均のテクニカル、直近の米マクロ指標の傾向から冴えない内容が予想される明晩の米2月雇用統計を含めた週末リスクを踏まえ、明日の大引け時点での1〜3割の余力維持を徹底。地合い悪化に際しての手仕舞い条件の徹底、リバウンド基調継続に際しての好トレンド持ち株の利確を焦らず、買い増しの是非から検討する育成方針はそのまま。
別角度から・・・、(A)3月下旬もトランプ関税への警戒感が相場の足枷となる可能性、(B)日経平均の37,000円割れは米長期金利の下方オーバーシュートに追随した当面の安値圏となる可能性...の双方を踏まえれば、3月前半かつ日経37,000円台は利確先行で軽い利益を探求するのではなく、好トレンド銘柄の育成による厚い利益を探求するイメージが正攻法。
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では 本日もお疲れさまでした
お帰り前にこちらも是非!☆

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