本日の日経平均は急反落。前日のNYタイムにおけるトランプ警戒の再燃・ドル円の軟化に加えて、テクニカル要因(37,800−38,000円の壁)も逆風となって売り先行で寄り付くと、午後は36,900円を挟んだ狭いレンジの持ち合いに終始。

東証主力株は値がさハイテク株を中心に売り優勢。もっとも、225銘柄中の3割強が前日比プラスで引けたように、景況感ではなく先物需給の悪化が日経暴落の主要因とみるのがスマート。※ 売り方主導の一段安と同様に、特段の買い材料のないまま暴騰する可能性も内包。

中小型株は 3661 エムアップ、6997 日本ケミコン、2395 新日本科学、3823 WHDC、3753 フライト、2345 クシム、3672 オルトプラス、2435 シダー、5616 雨風太陽、5035 HOUSEIなどに短期資金が流入。

日経平均 37,887円 −817、Topix 2,708 −42
日経先物 36,770円、為替 147.51円/ドル
NYダウ先物 42,615ドル −1

big (15)

■ 後記 : 今週の日経平均はトランプ関税への警戒に加えて、欧州景気回復期待を主要因とするユーロ買い → 米景気不安に起因するドル売り → 日銀の利上げ思惑を建て前とした円買いを背景とするドル円の軟化などが重石に。1週間の推移(36,800円台から37,800円付近)は、今週の展望(3/2)でお伝えした「2月後半からの需給悪化トレンド継続が本線。想定レンジは36,500−38,000円」予想通りの展開となりました。

日米株に先んじて下方オーバーシュートから脱却しつつある米債券市場(金利動向)の経過から、来週は今週の余韻による下値不安 → 相応のリバウンド基調入りを本命視していますが、米物価指標(CPI、PPI)や週末のメジャーSQに絡めた先物次第では更なる下値模索もケアしたいところ。

★☆Sラボ銘柄に関しては、派手さはなかったものの、★9000番台、8058 三菱商事、☆3963 シンクロフードが日経暴落局面においても概ね参戦価格よりも高い水準での上下となったため、日経混乱による資産と精神面のダメージ直撃は回避していただけたかと思います。※ 本日の日経暴落において、☆ 4400番台を含む4銘柄とも下げ幅1%未満、底堅く推移。

来週はその少なからぬアドバンテージに加えて、「地合いが極端に悪化した直後のディーラー思考・戦略は似通ってくる」特性を活かすべく、“底打ちサイン点灯”とともに、現在の土台固め重視からスピード感重視へとシフトしていく予定です!

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来週のNY株展望は明日、日本株展望は日曜の更新です。

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では 今週もお疲れさまでした。

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