おはようございます。

昨日のNY株式市場は反発。朝方発表された2月雇用統計は非農業部門の前月比の雇用者増がコンセンサスの17万人を下回る15.1万人で着地した他、根強いトランプ警戒も逆風に昼頃に42,175ドル(−403)まで下落。しかし、週末を意識した先物での売り方の買戻し、パウエルFRB議長の講演を経たタカ派警戒の緩和などが支えとなり、引けにかけては42,800ドルを挟んでしっかりと経過。

ナスダックも反発。好決算のブロードコムをはじめ、マイクロン、エヌビディア、クアルコムなどが半導体セクターが指数高を牽引。

NYダウ 42,801ドル +222
ナスダック 18,196 +126
米10年債利回り 4.320% +0.044
為替 147.87円/ドル
日経先物 37,260円 +490

□ テクニカル : NYダウは右肩下がりの10日線を抵抗帯とする(戻り)売り優位の形状。初来安値水準の42,000ドルを割り込むようなら41,000ドル台前半までの下値模索に要警戒。一方、低水準でのMACD陽転が視界に入っているため、長めの陽線・終値10日線超えによる底打ち反騰トレンド入りに期待。

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SOX(フィラデルフィア半導体株指数)も概ね同様。売り優勢ながら10日線超えでトレンド陽転期待が高まる形状。

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米10年債利回り(長期金利)は10日線超え、低水準で陽転間近のMACDがリバウンド基調入りを示唆。年初以降の「金利低下・ハイテク株安」の逆回転に期待。

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【主な政治経済イベント】
3/11(火) 米1月雇用動態調査(JOLTS)求人件数
3/12(水) 米2月消費者物価指数(CPI)
3/13(木) 米2月生産者物価指数(PPI)
3/14(金) 米3月ミシガン大学消費者態度指数

■ NY株展望 : リバウンド基調 ± トランプ警戒

「4.25%割れは下方オーバーシュート」とお伝えしてきた米10年債利回りのトレンド陽転 → ハイテク株の持ち直し主導のリバウンド基調をベースとしながら、トランプ政策や物価指標を加減した推移へ。想定レンジは42,500−43,400ドル

トランプ政策 : 突発的なマイナス材料や根強い景気停滞懸念による42,000ドル付近までの下押し警戒は怠れないものの、2月半ば以降の株安にて短期的なリスク回避トレードは進展。売り方の買戻し余地や(大統領選前後で手のひらを返した)ウォール街の潜在的なトランプ買い需要を踏まえれば、ウクライナ和平を含めたポジティブな変化に際しては43,000ドル台後半までの上振れが視野に。

消費者物価(CPI)・生産者物価(PPI) : こちらもネガティブサプライズへの注意は必要ですが、直近のマクロ指標が示している「マイルドなインフレ動向」の示唆による株価のサポート要因がが本命。
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