<< 先週の振り返り >>

先週の日経平均はトランプ関税への警戒に加えて、欧州景気回復期待を主要因とするユーロ買い → 米景気不安に起因するドル売り → 日銀の利上げ思惑を建て前とした円買いを背景とするドル円の軟化などが重石に。前週末終値(37,155円)から268円安の36,887円で取引を終了。

日経平均のテクニカルは、厚めの上値抵抗帯とお伝えした37,800−38,000円レンジからの下振れにより、下値模索トレンド継続...優位の形状。下値は節目の36,000円付近、上値は10日線から37,800円付近が強めの抵抗帯として意識されます。

ドル円も右肩下がりの10日線に沿った調整トレンド継続...優位。

big (22)

■ 今週の展望 : 底打ち優位 ± 先物需給

2月後半からの(米金利安に伴う)ドル円安・米ハイテク株安のWショックによる日本株売りの巻き戻しによるリバウンド基調をベースとしながら、週末のメジャーSQに絡めた先物需給を加減した推移へ。想定レンジは36,600−37,800円。

引き続き、トランプ関税への警戒は怠れないものの、当面のトランプ政策に対するマーケットの反応は「月末月初に警戒感を高め、月中にかけて落ち着きを取り戻す」流れが本線。米CPI・PPIなどのインフレ指標に関しても、直近の米マクロ指標の傾向からはFRBの利下げ方針を覆すには至らないとみているだけに、過度の警戒は不要と判断。

先物需給に関してはダメ押しの仕掛け売りによる36,000円付近までの下押しをリスクシナリオとしてケア。ただし、(こちらで慎重度アップ方針を打ち出した)2/20から11日で5度の「下げ幅400円超の急落」により、諸々のリスクに対する世界的金融資本の玉整理は終盤に近付いているとみているだけに、楽観シナリオとして38,000円トライも意識しておきたいところ。

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