日経平均は続落。トランプ大統領による「4月2日導入意向の相互関税を巡る柔軟な姿勢」を好感して37,841円(+164)で寄り付いたものの、引けにかけては根強いトランプ警戒・テクニカル要因(38,000円の壁)が重石となり、一日の安値で取引を終了。東証主力株は 9984 ソフトバンク、6098 リクルート、3382 セブン&アイの他、不動産セクターが堅調に推移した他は売りが優勢。

中小型株は 6941 山一電機、2326 デジタルアーツ、5726 大阪チタニウム、4716 オラクル、2459 アウン、5721 エスサイエンス、2162 NMS、330A Talentx、4475 Hennge、3692 FFRIなどに短期資金が流入。東証スタンダード指数の7連騰・連日の年初来高値更新に対し、東証グロース指数のもたつきが顕著に。

日経平均 37,608円 −68、Topix 2,790 −13
日経先物 37,350円、為替 149.54円/ドル
NYダウ先物 42,558ドル +239

日経平均のテクニカルは、36,000円付近を底値圏とする反騰トレンドを維持。ただし、38,000円への上値抵抗感に加えて、本日の「陰の丸坊主による5日線割れ」が警告する下押しリスクもケアしておきたいところ。

ドル円は右肩上がりに転じた10日線をサポートラインとする買い優勢の形状。(日経平均の38,000円同様に)150円を厚めの上値抵抗帯とした売り直し → 日本株の圧迫要因化には要注意。

big (14)

【ウォッチ&Sラボ銘柄】

△▼ 6638 ミマキエンジ
25年3月期の年間配当予想を32.5円から52.5円に上方修正。7776 セルシード、4598 デルタフライ、3823 WHDCなどとともに割り切り対象で軽めにケア。

△ 5243 NOTE
Cタイプ対応、5日線までの押し目買い狙いで継続注視。急騰時は3分の1程度を利確優先。

☆ 6315 TOWA 
3/12 1,539円 → 3/24 1,866円 +155 21%上昇
先週末の生成AI用半導体関連の材料 + チョウチン筋の飛び乗り買いを追い風に急騰。昼のコメントでお伝えしたように、会員サークルでは「利確完了 → ☆★新銘柄への乗り換え・利益拡張スタンス」をご提案していますが、今週末の機関投資家・アナリスト対象の中期経営計画説明会も期待イベントだけに、1,620円付近までを割り切りイメージで買い向かうのも面白そうです。

■ 後記 : 年度末の日経平均は配当狙いの買いにより実勢よりも強めに推移しやすいため、「日経平均が上がっているから何か買おう、持ち株は下がっているけど日経平均はしっかりしているから大丈夫」感覚での取り組みはリスキー。
・ 同様に日経(先物)特有のリスク要因(トランプ関税、テクニカル不安、年度替わりの先物需給の混乱)も踏まえれば、目先の日経安への過剰反応も避けたいところ。

4/2のトランプ関税強化(米解放の日)懸念も踏まえれば、来週末辺りまでは日経平均の上下は客観視しながら、個々のテクニカルに呼応した取り組みが正攻法。

   (会員サークルより >>Sラボ参加案内) 

では 本日もお疲れさまでした。

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