本日の日経平均は急反発。3月高値から前日までの8日で6,800円余りの暴落による売り方の買い戻し需要(≒自律反発機運)の高まりに加えて、NYタイムの米債券売り・ハイテク株買いを追い風に、10時台に33,257円(+2,120)まで上昇。買い一巡後は分厚い戻り売りバイアス、NY株先物の上げ幅縮小などが重石となって32,600円付近まで売り直されたものの、引けにかけては持ち直し、33,000円台で取引を終了。
個別株は概ね堅調。前日比10%高銘柄が乱発。ただし、5日線付近で上値を重くした(上ヒゲ)銘柄の多発が市場マインドの懐疑心を示唆している点には要注意。
日経平均 33,012円 +1,876、Topix 2,432 +143
日経先物 33,100円、為替 147.31円/ドル
NYダウ先物 38,774ドル +619
日経平均のテクニカルは、前日安値30,792円での底打ち優位の形状。上値は3月高値から昨日までの下落幅6,891円のフィボナッチ戻しとなる33,770円付近水準、現在35,232円に控える10日線付近が強めの抵抗帯として意識されます。リスクシナリオとしては、本日の上ヒゲにより抵抗感を示した「5日線の壁」からの売り直し → 下値模索トレンド回帰を念頭に。

【ウォッチ銘柄】
△▼ 9235 売れるネット
売れる越境EC社がバイトダンスと提携し、中国TikTokライブコマース市場への本格参入を開始。186A アストロスケール、2726 パル、7888 三光合成、274A ガーデン、9793 ダイセキなどとともに割り切り対象でケア。
△ 4592 サンバイオ 27●●
下げ渋り後、テクニカル良化が顕著な東証グロース銘柄を押し目買いスイング狙いでケア。昨夕触れた 5590 ネットスターズ、5027 エニーマインドも継続注視。
(会員サークルより)
米長期金利・日米株価指数ともに下方オーバーシュートからの底打ちムードを増す展開だけに、スムーズな反騰トレンド入りに期待。ただし、不安残しの3大リスク(トランプ関税・テクニカル・先物需給)を踏まえれば、本日の反騰が下値模索トレンド中の一過性のものにとどまり、再度売り直される展開への備えも怠れない状況です。
よって、基本通り「安値から3日程度の騰勢継続・終値10日線超え」としている底打ちサイン点灯までは、引けにかけては1,2割の余力確保を優先する脇を締めたスタンスで。
B)タイプ別売買戦略の確認
数週間〜2か月スパンのホールドによる“逆襲の土台固め”を目的としている(1)タイプ銘柄に関しては、暴落局面での小口買い増し → 10日線付近で一部売却イメージを継続。1〜2週間スパンでの建て直しを目的としている(2)タイプ銘柄に関しては、本日5日線付近での一部売却後、『 日経平均の底打ちサイン点灯までは押し目待ちの買い直し、点灯後は買い条件の強気修正』で対応。
C)補足 : 警戒すべきは下落第一波よりも下落第二波
下落第一波は短期筋の投げ売りによって鋭角な下げとなりやすい一方、リバウンド一巡後の下落第二波においては第一波で思考停止・金縛りにあっていた投資家層が時間差で恐怖を実感するため、底打ちまでの長期化が警戒されます。
例:コロナショック、ロシアのウクライナ侵攻ショック、昨年8月の円キャリー取引の大掛かりな巻き戻しに起因する暴落は第一波終了後、上昇トレンドに移行。(古い話ですが)1990年のバブル崩壊時はリバウンドと底割れを繰り返して長期下落トレンドを形成。
よって、(2)タイプにおける押し目買い直し戦略後、日経平均 or 当該銘柄が直近安値を割り込む際にはポジション縮小を計るイメージを是非とも念頭にとどめ置いてください。
では 本日もお疲れさまでした。
お帰り前にこちらも是非!☆


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★☆Sラボ銘柄戦略 : (1)対応の★ 日経レバは明日も突っ込み買い・マイルドな上昇局面は脱力対応。(2)対応銘柄は上記手順を意識した押し目買い直しに注力。引けにかけての1,2割の余力確保もお忘れなく。
〇 4165 プレイド
体勢の建て直し重視の(2)タイプ銘柄として強気継続中。本日1,000円超えにての5割売却後、明日は9●0円付近までの押し目買い下がりで対応。
本日の物色傾向からディーラー筋の思考がうっすらと表面化しているだけに、状況と情報が整うなら明日にも☆ 新銘柄に派生する予定です。
『 負け方は多種多様、勝ち方は限定的!』
4/1−10スタートコースの新メンバーさん募集は明日まで!

