おはようございます。

昨日のNY株式市場は続落。前日までの3日で4,000ドル超の下落による自律反発機運(売り方の買い戻し需要)の高まり、トランプ政権による関税政策への柔軟化期待などを背景に買い先行で寄り付くと、10時台には39,426ドル(+1,461)まで上昇。

しかし、トランプ大統領を含む米政府要人発言から、中国への50%の関税上乗せ(トータル104%)が現実化するとの警戒感が高まり15時台に上昇分を帳消しにすると、引け前に37,103ドル(−861)まで下落した末、37,600ドル台で取引を終了。

NYダウのテクニカルは(日経平均同様に)5日線に上値抵抗感を示した下振れにより、「下値模索トレンド継続」優位の形状。

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ナスダックは反落。NYダウ同様に朝高後、午後は売り優勢で経過。アップル、マイクロソフト、アマゾン、AMD、アルファベット、テキサスインスツルメンツなどが終値で年初来安値を更新。

NYダウ 37,645ル −320
ナスダック 15,267 −335
米10年債利回り 4.298% +0.121
為替 146.46円/ドル
日経先物 32,100円 −1000

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□ 本日の展望 : 売り優勢 ± 先物需給

NYタイムで反落した日経先物なりの軟調スタート後、引けにかけてもトランプ関税を巡る変化、週末のSQに絡めた先物需給なりの不透明感の強い推移へ。予想レンジは(売り一巡後の底堅い展開を想定した)31,700−32,600円。再度31,000円を割り込むシーンもリスクシナリオとして念頭に。

★ 本日の戦略 : 昨日5日線付近での一部売却 → 買い直し!

「日米株のトレンド陽転のカギは米長期金利が握る」とお伝えしてきましたが、昨晩のNY株反落に反して米長期金利は騰勢を強める展開。よって、以下のA・B・Cの3点を念頭に、短期的な下値模索に警戒しつつも、“大局強気スタンス”にて買い場を見極めるイメージでマーケットに対峙したいところ。

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(A)数週間〜2か月スパンのホールドによる“逆襲の土台固め”を目的としている(1)タイプ銘柄に関しては、日経31,500円割れをメドに小口買い増し。

(B)1〜2週間スパンでの建て直しを目的としている(2)タイプ銘柄に関しては、昨日5日線付近で3〜5割を売却した後、本日は余力残しの押し目買い直しへ。

(C)大引け時点では1,2割の余力をキープ。下落局面で買い増し意欲の湧かないストレス玉は株価に固執せずに一部売却 → 段階的に日経レバに乗り換えるのがおススメ。

★ 1570 日経レバ : 17,000円割れ or 日経31,500円割れにて小口買い増し。

※ 慎重派の方やザラ場中お忙しい方は昨日売却分の半数程度をメドに買い戻すのもおススメ。

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【ウォッチ銘柄】

△▼ 4894 クオリプス、3840 パス
昨夕触れた売れるネット(9235)などとともにIRに絡めた割り切り対象でケア。

△ 3693 シンクロフード
昨夕触れたサンバイオ(4592)などと同様のテクニカル優位銘柄の押し目買い狙いで継続注視。

『 トラップの場所を確認しながら着実に歩を進める! 』

では 本日もよろしくお願いします。
       
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