本日の日経平均は反落。トランプ警戒の緩和を背景とする直近の騰勢を引き継ぎ、寄り付き早々に34,329円(+59)まで上昇。しかし、トランプ政権の対中規制がエヌビディアをはじめとする半導体業界の業績を圧迫するとの思惑に加えて、(市場予想を上回った)中国マクロ指標をも売り材料視。14時半過ぎに33,658円(−609)まで売り込まれると、引けにかけては下げ幅を縮小。東証主力株は半導体・素材エネルギーを中心に売り優勢。
中小型株は 3341 日本調剤、4413 ボールドア、4784 GMOインターネット、3034 クオール、338A ゼンムテック、247A AIロボ、277A グロービング、3908 コラボス、6840 AKIBA、6663 太洋テクノ、2134 北浜キャピタルなどに短期資金が流入。
日経平均 33,920円 −347、Topix 2,498 −15
日経先物 33,920円、為替 142.36円/ドル
NYダウ先物 40,433ドル −142

【ウォッチ銘柄】
△▼ 9214 Recovery
発行数の8.0%もの自社株買いを発表。1514 住石、3137 ファンデリー、3758 アエリア、9235 売れるネット、4058 トヨクモ、8783 GFAなどとともに割り切り対象でケア。
■ 後記 : 本日33,600円台までの調整は、根強いトランプ関税への警戒感・累積している戻り売りバイアスを踏まえれば良識の範囲内。34,000円付近で戻り売りをこなした方が次回の上昇波動における上値余地が高まるだけに、今晩のNYタイムに異変がなければ、明日も以下の点に配慮しつつ、押し目買い・上昇時の売りすぎ注意を軸とする「本格上昇トレンド入りシフト」を継続。
・ リスク管理 : 明日15時のTSMC決算に絡めた(指数寄与度の高い)半導体セクターの軟勢アップ → 日経下押しに伴う個別全般の下押しリスクに警戒すべく、午前中には日経レバ(1570)を除く弱テクニカル銘柄の部分売却などにより1,2割の余力確保を優先。別途、個々のテクニカルに応じた手仕舞い条件の設定と徹底の丁寧に。
・ ターゲット : 流動性高め・内需系中小型株を中心視。個別株全般に日経平均と近似したテクニカル形状が急増していますので、新銘柄への派生に際してはテクニカル形状の分散も意識。