<< NYテクニカルの確認 >>

(1)NYダウ : 低位持ち合い優位
4月安値(4/8 37,645ドル)での底打ち感は強い反面、右肩下がりの10日線を抜けきれない脆弱な形状。目先の上値は40,000ドル付近が軽め、暴落後の戻り高値(4/9 40,608ドル)付近が強めの上値抵抗帯として意識されます。下値は大商いをこなした4/4〜9の37,000−39,000ドルが分厚い抵抗帯。37,000ドルを割り込むようなら割れによる35,000ドル水準までの下値模索も

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(2)SOX(フィラデルフィア半導体株指数) :  NYダウと概ね同様。目先で振れた方向に値を飛ばしやすい不安定な形勢。

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(3)米10年債利回り(長期金利) : NY市場内のリスク回避による米債券買い(金利低下)による4.0%割れ、世界的規模での米リスク回避による米債券売り(金利上昇)による4.5%超えをともに“オーバーシュートとしたように、4.2−4.4%レンジの持ち合い回帰優位の構図。

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【主な政治経済イベント】
4/21(月)休場:英国、香港(イースター・マンデー)
4/22(火)米決算:テスラ、 
4/23(水)米地区連銀経済報告(ベージュブック)、G20財務大臣・中央銀行総裁会議、米決算:IBM、ボーイング、AT&T、テキサス・インスツルメンツ
4/24(木)独4月Ifo景況感指数、米決算:インテル

■ NY株展望 : 事後処理の持ち合い ± トランプ・決算

「4月前半の需給混乱」の事後処理による方向感の乏しい過不足調整をベースとしながら、トランプ関税を巡る情勢の変化、米ハイテク企業決算などを加減した推移へ。想定レンジは38,000−40,500ドル。

・ トランプ関税については(中国を除く)相手国との交渉開始による警戒感の緩和が株高要因として期待される反面、更なる混迷化余地を残す中国との制裁合戦が株価圧迫・下振れ要因として懸念されます。

・ トランプ大統領によるパウエルFRB議長更迭 ≒ FRBに対する利下げ強要思惑に関しては、強弱双方の側面を持つだけに、現状での過度の警戒は不要と判断。

・ 米企業決算はテスラ、ボーイング、TIなどに注目。もっとも、4月前半の株価暴落にて市場の期待値が切り下がっている点やトランプ政策次第の不透明感が継続するため、全体需給への影響は限定的となりそうです。

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