おはようございます。

昨日のNY株式市場は3日ぶりに反発。米中貿易交渉の合意に絡めた大幅高後の利確賛成ムード、小売り大手ウォルマートの冴えない決算、指数寄与度の高いユナイテッドヘルスの「米司法省が高齢者向け公的医療保険事業での不正行為に関して捜査中」報道を受けた暴落などを重石に、9時台に41,777ドル(−273)まで下落。

しかし、4月生産者物価(PPI)の市場予想を下回る伸び、相互関税を巡るトランプ政権の柔軟姿勢などが米インフレ・景気停滞懸念を和らげ、債券買い(金利低下)・株式買いが進展。11時台に前日比プラス圏に浮上すると、一日の高値圏で取引を終了。

ナスダックはテスラ、アマゾン、メタ、AMDなどが利確売りに押されて小幅に反落。

日経先物はトランプ政権による円安是正懸念から145円台半ばまで軟化したドル円が足かせとなったものの、前日中に利確売りが膨らんでいた経緯から小幅高で夜間取引を終了。

NYダウ 42,322ドル +271
ナスダック 19,112 −34
米10年債利回り 4.434% −0.104
為替 145.63円/ドル
日経先物 37,800円 +90

big (19)


□ 本日の展望 : 模様眺め ± 先物需給

米中合意を起点とした短期上昇波動一巡による方向感の乏しい展開が本線。想定レンジは37,550−38,000円。為替問題を含めたトランプ動向(への思惑)や先物需給なりのブレも念頭に。

★ 本日の戦略 :「楽観の領域 → テクニカル調整」への備え!

買い方優位の趨勢に順じた強気スタンスの継続が本線。ただし、短期的には「楽観の領域」とした38,000円台からのテクニカル調整優位の形勢となっている他、来週序盤まで続く好決算銘柄への短期マネーの集結、来週末(20〜22のG7後)に開催される3回目日米貿易交渉前の様子見ムードと交渉リスクなどを踏まえれば強引な勝負は割に合わない環境です。よって、以下の方針にて過不足調整を重視。

・ 弱テクニカルのポジション縮小を中心とする1,2割の余力確保

・ 日経レバや東証主力株(A)タイプのポジション縮小により、流動性高めの好トレンド東証準主力・中小型株(Bタイプ)の比重をアップ。

★☆Sラボ銘柄も昨夕の戦略を踏襲。上記背景+昨夕お伝えした経緯から★☆新銘柄のご提案は週明け以降とします。ご了承ください。

【ウォッチ銘柄】

△ 3778 さくらインターネット、36●●

中東訪問中に明確となったトランプ政権の半導体・データセンター・AI注力スタンスを受けて国内筋による見直し買い機運が高まっているようです。順張りスイング狙いでケア。

△ 9107 川崎汽船、9104 商船三井
米中交渉のスムーズな進展という条件付きですが、米中間の物流が回復兆候を示しているだけに、こちらも押し目買いスイング狙いで注目。

   (会員サークルより >>Sラボ参加案内) 

『 短所をカバーしながら、長所を伸ばす!』

では 本日もよろしくお願いします!☆

  
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