本日の日経平均は続落。米大手格付け会社ムーディーズによる「米国債格下げ」を受けたNY株先物やドル円の軟勢を嫌気して売り優勢で寄り付くと、昼過ぎに37,445円(−307)まで下落。週末の第3回日米貿易交渉を前に引けにかけても積極的な買い手は現れず、37,000円台半ばで弱含む展開に。

東証主力株は売り優勢。ゴールドマンサックスによる米中関係の改善を念頭においたTOPIX目標値引き上げ(2,775 → 2,900)を背景に自動車セクターが機械的に買われた一方、6857 アドバンテスト、9983 ファストリ、9984 ファストリ、8035 東京エレク、6954 ファナックなど日経先物需給との相関性高い銘柄群が軟調に推移。

中小型株は 336A ダイナミックマップ、2986 LAHD、4493 サイバーセキュリティ、4425 Kudan、4575 キャンバス、6095 メドピア、3350 メタプラネット、7571 ヤマノHD、4222 児玉化学、7771 日本精密、9610 ウィルソン、6029 アトラ、4592 サンバイオ、341A トヨコー、338A ゼンムテック、6177 AppBank、350A デジタルグリッド、7803 ブシロード、3652 DMP、5892 YUTORIなどに短期資金が流入。

日経平均 37,498円 −255、Topix 2,738 −2
日経先物 37,390円、為替 145.03円/ドル
NYダウ先物 42,417ドル −319 

テクニカル : 終値10日線割れとパラボリック売り転換が直近高値(5/13 38,183円)での4月以降の上昇トレンド終焉 → 調整トレンド入りを示唆。日柄調整に際しては37,000円台半ばから38,000円台前半をコアレンジとする高値持ち合いが、値幅調整に移行するなら5/9に空けた窓埋め水準の36,900円台、4/7安値からの上昇幅のフィボナッチ押し(0.382)水準である35,500円付近が意識されます。

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ドル円も10日線割れが5月前半の上昇トレンド終了を示唆。先週以降、右肩下がりの一目均衡表の雲下限に上値抵抗を示している経緯を踏まえれば、三角持ち合い下放れ(144円水準のレジスタンス割れ)による二番底を探る動きに要注意。

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【ウォッチ&Sラボ銘柄】

△ 2345 クシム
GS氏注目中。ムーディーズショックで米国売り警戒が高まるようなら、メタプラネット(3350)を中心に仮想通貨関連は再注目。

★ 9400番台主力銘柄
会員サークルでは、4/25発表の良好な26年3月期業績予想、配当性向の30%から50%への引き上げ + アルファに触れながら4月末1,100円台半ばから参戦。

日経500採用による地合い良化シフト(Aタイプ)、流動性高めの内需系東証準主力株(Bタイプ)でのマイルドな上昇波動狙いの中間イメージにて対応中。

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本日の日経安局面でもしっかりと推移したように、日経平均の高値持ち合い・ハイテク株の巻き戻し意思順を追い風としうる環境です。目先の押しも丁寧に。

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■ 後記 : 今晩のNY市場はムーディーズ・ショックによる債券売り(金利上昇)・ドル売り・株式売りの「米国売り」がネックとなる軟調地合いが本線。相互関税を巡るトランプ政権の言動なりのブレも念頭に。想定レンジは42,100−42,600ドル。想定レンジは42,654ドル


明日の日本市場は先週後半以降のテクニカル調整による37,000円台半ばの持ち合いをベースに、米国売り(米金利高・NY株・ドル円安)が加速する場合の37,000円の攻防、緩和される場合の37,800円超えの双方をケア。

★ 明日の戦略(抄) : 先週後半以降のテクニカル調整局面入りは想定内。ただし、ムーディーズによる米国債格下げの悪影響が本日安値37,445円で織り込んだとみるのは早計。よって、以下のイメージで(高値持ち合いによる日柄調整のみならず)下振れによる日柄調整への備えを丁寧に。

(1)流動性高めの好トレンド東証準主力・中小型株(Bタイプ)をポジションの中核に据えた育成スタンスを邁進。

(2)目先の日経平均38,500円超え期待を37,000円割れ懸念が上回る環境。日経レバ・東証主力株(Aタイプ)への資金配分は控えめに。

〜(略)〜

今晩のNY市場がムーディーズショックに抗ってしっかりと推移する場合には 明日にも☆★新銘柄をご提案させていただきます。

   (今晩の会員サークルより)

※ 直近のSラボ銘柄・戦略の経緯はこちらも参照ください。

では 本日もお疲れさまでした。