本日の日経平均は反落。前日の38,500円超えによる短期的な達成感、米ハイテク株・ドル円の軟化などを重石に寄り付き早々に38,102円(−319)まで下落すると、引けにかけても38,200円を挟んで軟調に推移。前日の米中貿易交渉における部分的合意と同様に、今朝のトランプ大統領による「今後1週間半か2週間以内に各国に関税率を通達する」旨の発言への反応は限定的に。
東証主力株は外需系を中心に売り優勢。中小型株は 5032 エニーカラー、5727 東邦チタニウム、4776 サイボウズ、3741 セック、7721 東京計器、6269 三井海洋開発、3825 リミックスポイント、5721 エスサイエンス、3559 ビーバンドットコム、6836 ぷらっとホーム、9348 ispace、338A ゼンムテック、5253 カバー、5597 ブルーイノベーション、6232 ACSL、9164 トライト、153A カリウス、3936 グローバルウェイ、288A ラクサス、6182 メタリアルなどに短期資金が流入。
日経平均 38,173円 −248、Topix 2,782 −5
日経先物 38,150円、為替 143.81円/ドル
NYダウ先物 42,795ドル −113
日経平均のテクニカルは37,800−38,500円レンジの持ち合い優位。ドル円は10日線割れにより下値紙不安が再燃。

【ウォッチ銘柄】
△▼ 4194 ビジョナル
25年7月期経常益予想を196億円から211億円に上方修正。3933 チエル、8927 明豊エンター、3491 GAテック、7777 3Dなどとともに割り切り対象でケア。
● 6323 ローツェ
6/9 1,690円 → 6/11 1,892円 +202 11.9%上昇
地合い良化シフト(Aタイプ)と短期回転狙い(Cタイプ)のハイブリッド銘柄。会員サークルでは、新規買い対象からは外し、本日からは「● 継続中のSラボ銘柄」として対応中。
明日も地合いなりの良識的な調整局面は1,740円付近までを買い直しつつ、1,900円台では売りすぎに注意しながら利確へ。TOWA(6315)、フェローテック(6890)も近似観点で継続注視。
△ 153A カウリス
明日も地合いなりの良識的な調整局面は1,740円付近までを買い直しつつ、1,900円台では売りすぎに注意しながら利確へ。TOWA(6315)、フェローテック(6890)も近似観点で継続注視。
△ 153A カウリス
会員サークルでは、ボラティリティ高め(Cタイプ)銘柄での短期回転狙いとして本日寄り前に買い提案・・・も、買い条件に触れないまま寄りから急騰。目標とした2,000円も抜けているため、目先はデイトレ 〜 一泊二日トレード要員として軽めに注目。
■ 後記 : 昨日お伝えしたように、来週の日米中銀会合・日米首脳会談は無風通過を本命視していますが、依然として不安定な米金利 ≒ ドル円動向、前述のようなトランプ氏の奇行、SQ通過後の先物需給悪化リスクなどをも踏まえれば油断は禁物。米国とイランとの間で雲行きが怪しくなっている中東情勢に絡めた下押しにも要注意。
リスク管理 : 明日も「38,500円超えを契機とする機能不全な地合い良化対策(Aタイプ)銘柄の売却」方針を継続しつつ、ストレス玉の縮小により大引け時点で1,2割の余力を確保。
〜(略)〜

※ 本日のカウリス(153A)の買い未遂により、現状での新規買い対象は☆3000番台のみに。よって、今晩のNY動向次第では明日にも☆★新銘柄をご提案させていただきます。ただし、本日の中小型株需給に「短期的な頭打ち感」も見受けられる他、全体戦略でお伝えしている「本番は来週」も踏まえれば強引な勝負は避ける予定です。お含みおきください。
(会員サークルより >>Sラボ参加案内)