本日の日経平均は急反発。イスラエル・イランの軍事紛争による中東の地政学的リスクの高まりを織り込み済みとする押し目買いバイアスに加えて、SQ通過後ワンクッションおいた先物需給の買い傾斜を背景に終日堅調に推移。NY株先物やドル円の底堅さ、無難に経過した中国マクロ指標(5月小売売上高、鉱工業生産、5月固定資産投資)なども株価をサポート。

東証主力株は 海運・素材・金融・防衛関連を中心に買いが優勢。アドバンテスト(6857)が1銘柄で200円超日経平均を押し上げた点も、景況感の改善ではなく先物での短期需給のブレによる日経高を印象付ける格好。

日経平均 38,311円 +477、Topix 2,777 +20
日経先物 38,360円、為替 144.18円/ドル
NYダウ先物 42,323ドル +116

日経平均のテクニカルは、即時10日線上回復が下値模索懸念の緩和、38,000円を挟んだ持ち合い継続を示唆。ドル円も方向感の乏しい形状。

big (14)

【ウォッチ&Sラボ銘柄】

△▼ 7082 ジモティー
東京都国分寺市とリユースに関する協定を締結。4499 Speee、4380 Mマート、246A アスア、2342 トランスジェニック、3565 アセンテック、4572 カルナバイオなどとともに割り切り対象でケア。

● 6323 ローツェ
6/9 1,690円 → 6/11 1,892円 +202 11.9%上昇
地合い良化シフト(Aタイプ)と短期回転狙い(Cタイプ)のハイブリッド銘柄。先週末1,740円台までの調整過程で概ね買い直しを完了していただいたら、明日も地合いなりの押しは強気、続伸時は買い値から80〜100円高 or 1,9●0円付近をメドに軽め利確へ。

■ 後記 : 今晩のNY市場は、先週末の暴落による買戻し需要の高まりを背景とした堅調地合いをベースとしながら、G7における中東情勢の扱いやトランプ関税を巡る環境の変化を加減した推移へ。想定レンジは42,000−42,500ドル。前日終値42,197ドル

明日の日本市場は、明日未明に予定されている日米首脳会談での関税協議の行方なりの波乱含みの展開へ。具体的合意なき玉虫色の決着 → 本日の騰勢を引き継いだ38,000円台前半の持ち合い...を本命視していますが、交渉難航 → 再度(先週の買い下がりメドとした)37,800円割れまで売り込まれるシーンも念頭に。

日銀金融政策決定会合に関しては現状維持による無風通過が本線。こちらも、本日の不可解な先物需給のブレを踏まえれば、乱高下の建て前として利用されるシーンに要注意。

※ 最終的な明日の展望・戦略は明朝のコメントを参照ください。

明日の戦略(抄): 今のところ中東情勢の緊迫化が日本株に与える悪影響は限定的にとどまっており、メジャーSQ通過後の日経先物高、即時10日線上を回復した日経平均のテクニカル、(予断を許さないものの)中立〜買い材料視される可能性が高い日米中銀会合などを踏まえれば、以下の点に配慮した大局強気スタンスの継続が正攻法。

・ FOMC前となる明日中の38,500円超は‘おまけ’イメージでストレス玉の縮小を加速。また、大引け時点では1,2割の余力確保を徹底

・ 調整局面は、日経平均37,800円、37,400円をそれぞれ強めの下値メドとした押し目買いへ

〜(略)〜
 
     (会員サークルより 
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では 本日もお疲れさまでした。

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