おはようございます。

週明けのNY株式市場は続伸。米国によるイラン核施設攻撃を受けたリスク回避優位で寄り付いたものの、原油市場の落ち着きが押し目買いを誘発して10時台には前日比200ドル強まで上昇。午後のイランによる中東の米軍基地へのミサイル攻撃により原油高・株安が進展したのも束の間、そのスケールの小ささや事前に米国側への通達が「イランは報復に及び腰」との思惑を高め、引けにかけては買い優勢で推移。

ダウ構成銘柄は戦争拡大・原油高によるインフレ進展と米景気停滞などに対する警戒感の緩和を追い風に概ね堅調。

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ナスダックは反発。テスラ、メタ、マイクロソフトが指数高を牽引。

NYダウ 42,581ドル +374
ナスダック 19,630 +183
S&P500 6,025 +57
米10年債利回り 4.340% −0.043
為替 146.15円/ドル
日経先物 38,620円 +220

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□ 本日の展望 : 警戒感の緩和が追い風!

NYタイムの日経先物にサヤ寄せした反発スタート後、引けにかけても昨日の投げ売り層が慌てて買い戻しに走るしっかりとした推移が本線。想定レンジは38,400−38,900円。引き続き、中東を含むトランプ動向なりのブレには要注意。

★ 本日の戦略 : ポートフォリオの“質”の向上!

イスラエル・米国によるイラン核施設攻撃を一過性の事件・事故の類として処理するのは横暴ですが、「目先の中東情勢に関して更なるネガティブシナリオは乏しい」とお伝えした経緯からも、過度の警戒は不要と判断。

よって、全体戦略としては37,800−38,000円レンジの底値圏とした押し目買い、日経高局面では好トレンド銘柄の売りすぎ注意、ストレス玉の段階的売却による「ポートフォリオの質の向上」を計るスタンスで対応したいところ。

ファンダメンタルズのもう一つの課題であるトランプ関税に関しては状況改善にメドが立っていない ≒ 突発的地合い悪化・下落トレンド入りリスクを内包しているだけに、「運任せ」の東証外需系主力株の大量保有、保有銘柄数の増やしすぎなどはNG。

【ウォッチ銘柄】

△▼ 7769 リズム
昨日引け後の好材料に絡めた即転狙いでケア。昨夕触れた倉元製作所(5216)などの他、7630 壱番屋、2459 アウンも同様。

では 本日もよろしくお願いします。
      
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