<< 先週の振り返り >>

長期的なETF売却に言及した日銀会合直後の急落による短期的な「灰汁抜け感」、石破政権崩壊による日本経済の再生期待と米利下げを好感した世界的金融資本の投機度アップ(金融相場)などを追い風に木曜に45,800円台まで上昇。週末にかけては良識的な利確売りが重石となって45,300円台で取引を終了。

□ テクニカル : 4月安値(30,792円)を底値とする中長期上昇トレンドを継続。短期的には46,000円への上値抵抗感、終値5日線割れによる騰勢一服感には要注意。上値は45,000円台後半が、下値は10日線が控える45,100円台から44,900円レンジが軽め、44,000円台前半が厚めの抵抗帯として意識されます。

Mchart-mchart (5)

■ 今週の展望 : 高値持ち合い ± 下半期初需給

日経平均の先週末終値は45,354円。週明けの9月中間期配当落ち分およそ300円、NYタイムの株高を加減すれば、週明けは(日経先物12月限なりの)45,200円付近でのリスタートが本線。週末にかけては米マクロ指標を受けたFRBの利下げ思惑、「下半期入りによる先物での特殊需給」などを加減した推移が予想されます。想定レンジは44,800−45,600円。

米マクロ指標に関しては紆余曲折を経ながらも週末の米9月雇用統計を確認したいとの思惑が働くため、週内の日本株への影響は限定的にとどまると判断される一方、累積した利確バイアスを踏まえれば下半期入りの特殊需給の売り傾斜 → 44,000円台前半までの下振れをリスクシナリオとして念頭に。

10/4の自民党総裁選に関してはおまけ程度にチェック。現時点で形勢優位の小泉氏は石破氏同様に日本経済の先行きや外交・安全保障に対する問題意識が低いため、日本停滞の長期化を憂う欧米投資家は多いようです。ただし、FRBの利下げ方針に比較すれば些末な問題であり、小泉氏の投資減税案に一定の評価も見受けられるだけに、小泉ショックは回避される可能性が高いとみています。高市氏当選による懸念事案の一掃期待 → 10月前半の47,000円超えを念頭に。

週末の植田日銀総裁の会見に絡めたブレも軽めにケア。

   (会員サークルより >>Sラボ参加案内)  

週末も応援よろしくです!☆
      
にほんブログ村 株ブログ 株式投資情報へ
にほんブログ村

来週のSラボ戦略(抄)は日曜18日配信のメルマガをチェック!
     
mglogo_c3