おはようございます。

昨日のNY株式市場は続落。注目の2月雇用統計は非農業部門の雇用者数が市場予想の前月比5万人増加に反して9.2万人減少で着地。12月、1月分の下方修正、失業率の4.3%から4.4%への悪化に加えて、中東情勢の混迷化を背景に前日比で一時14%もの暴騰となった原油市況も景気の先行き不安を高めて売りが先行。9時台に47,009ドル(−945)まで下落すると、引けにかけては47,500ドルを挟んで売り買いが交錯。

ナスダックも続落。債券買い(金利低下)・ハイテク株売りの再燃により、セールスフォースを除く主要銘柄が全面安。

NYダウ 47,501ドル −453
ナスダック 22,387 −361
米10年債利回り 4.115% −0.031
為替 157.81円/ドル
日経先物 54,020円 −1,710
NY金 5,137ドル +72

□ テクニカル + アルファ : NYダウは26週線をも割り込み、中長期下落トレンド入りを示唆。短期的にも右肩下がりの5日・10日線をレジスタンスとする戻り売り優位の形状。当面は48,500ドル付近が「かなり厚めの上値抵抗帯」として意識されます。

ナスダックもデッドクロス間近の13週・26週線が中長期調整トレンド入りを警戒させる格好。

Mchart-mchart (1)

米10年債利回り(長期金利)は下方オーバーシュートとした4.0%割れからのリバウンド基調を継続。ただし、景況感の悪化がネックとなってノーマルレンジを一段引き下げた感が強いため、4.05−4.15%のボックス相場への移行 → 短期的な上値余地の低下 → 金利動向と相関性が高いハイテク株の上値余地の低下 → 株式市場全体の戻りの鈍さ...に要注意。

原油市況は投機筋の仕掛け買いによる上方オーバーシュート感が顕著なため、目先の騰勢一服後は相応の下押しが濃厚。ただし、カタールのエネルギー相によるが「湾岸諸国のエネルギー生産停止により、原油価格は150ドルまで上昇する可能性がある」発言からは、更なる上振れや上昇一服後の高止まりによる株式市場を圧迫し続ける展開に要警戒。

Mchart-mchart (3)

□ フェドウォッチ利下げ予想(1週間前→現在)
3月FOMC 7.4% → 4.4%、4月FOMC 24.7% → 20.2%、6月FOMC 57.3% → 47.4%

【主な政治経済イベント】
3/11(水) 米2月消費者物価(CPI)
3/12(木) 米1月住宅着工件数
3/13(金) 米10−12月期GDP、1月個人消費支出、3月ミシガン大学消費者信頼感指数、1月雇用動態調査(JOLTS)求人件数

■ NY株展望 : 続・マイナス要因の織り込み

中東情勢の混迷化に伴うエネルギー価格の高騰や新トランプ関税による物価高トレンド再開懸念、労働市場の軟化を示した米雇用統計に起因する景気停滞、すなわち、景気停滞下での物価高 ≒ スタグフレーションへの警戒感を重石とする売り優勢の展開が本線。

直近1週間で約1,500ドル、1か月で2,500ドルもの下落により売られすぎ感も顕著なため、相応のリバウンド局面も見込まれるものの、売買戦略上は更なるファンダメンタルズの悪化リスク、需給面での負のスパイラル(今日の買い玉が明日の売り玉に)への備えを優先したいところ。

想定レンジは46,000−48,400ドル。

楽観シナリオとしては、米イラン戦争の(コンセンサスと比較した場合の)早期決着見込みの浮上、CPI(3/11)、PCEデフレータ(3/13)などマクロ指標を経たインフレ加速懸念の緩和、FRBの利下げ期待の高まりに際しての48,500ドルトライを軽めにケア。

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