昨日のNY株式市場は反落。指数寄与度の高いアップルが決算を好感された他、前日の大幅高の余韻、仄かな中朝情勢の改善気配(イラン側による新たな停戦案の提示)、原油市況の上げ渋りなどを追い風に、10時過ぎに49,988ドル(+336)まで上昇。買い一巡後は前日から2日で1,000ドル超の上昇、節目の50,000ドル、週末リスクなどを意識した利確売りが重石となり、一日の安値圏で取引を終了。
ナスダックは続伸にて連日で最高値を更新。アップル、アマゾン、マイクロンの他、マイクロソフト、セールスフォース、IBMなどソフトウェア関連が指数高を牽引。SP500も続伸。
ナスダックは続伸にて連日で最高値を更新。アップル、アマゾン、マイクロンの他、マイクロソフト、セールスフォース、IBMなどソフトウェア関連が指数高を牽引。SP500も続伸。
NYダウ 49,499ドル −152
ナスダック 25,114 +222
NY原油 102.12ドル −2.95
NY金 4,622ドル −6
米10年債利回り 4.376% −0.016
為替 157.03円/ドル
日経先物 59,300円 −120
□ テクニカル : NYダウは高水準で陰転間近のMACDが3月下旬からの騰勢一服、調整局面入りを示唆。上値は50,000ドル付近から50,200ドルにかけて、下値は48,000ドル台後半がそれぞれ強めの抵抗帯として意識されます。

ナスダックも「上値模索トレンド終盤」優位のチャート形状。下値は10日線付近が軽めのサポートとして機能しやすく、20日線が控える24,000ポイント前後、3〜4月の上昇に対するフィボナッチ・リトレースメント(0.382)押しに相当する23,000ドル台半ばは強めの支持帯に。

米10年債利回り(長期金利)は、下方オーバーシュートした2月4.0%水準を底値とする反騰トレンドを継続中。株式市場との逆相関性からは、4.5%付近までの上昇に際してのNY株の本格調整に要警戒。

NY原油市況も、4月半ばの調整局面後の上値模索トレンド再開...優位の趨勢。米金利同様にNY株の圧迫材料としてケア。

【主な政治経済イベント】
5/4(月) 米3月製造業新規受注
5/5(火) 米4月ISM製造業景気指数、3月雇用動態調査(JOLTS)求人件数
5/6(水) 米4月ADP雇用報告
5/7(木) 米週間新規失業保険申請者件数
5/8(金) 米4月雇用統計、5月ミシガン大学消費者信頼感指数
■ NY株展望 : 続・上値模索トレンド ± 中東情勢・マクロ指標
米ハイテク大手の1−3月期決算は概ね市場予想を上回る好内容で着地しているため、AI半導体株や先物への(バブル気味な)資金流入による堅調地合い継続がメインシナリオ。ただし、テクニカルの調整余地の高さを踏まえれば、中東情勢・マクロ指標を経た景況感やFRBの金融政策への思惑なりの下押し & 下落トレンド入りにも要注意。想定レンジは48,800〜50,200ドル。
マクロ指標 : 総じて、中東開戦の悪影響に配慮して低めに設定された市場予想を上回る一方、絶対水準として景気の先行き不透明感を示唆 → マーケットの決定的なトレンド形成要因にはならず、単発的な乱高下要因に留まる経過が本線。
フェドウォッチに基づくFRBの年内利下げ確率は、1か月前の26%から14.3%へ低下。一方、利上げ確率は0.8%から9%へ上昇しており、金融政策見通しは明確にタカ派方向へシフト中。こうした環境下でもNY株は上値を切り上げており、「利下げ打ち止めを織り込みながらの上昇」との解釈も可能。ただし、中東情勢の不透明感も踏まえれば、現状はファンダメンタルズの不確実性を相対的に軽視した需給主導(仕掛け主導)の上振れとみるのが賢明。
よって、売買戦略としては、足元の上昇トレンドを過度に追随するのではなく、「近い将来の反動安は不可避」との前提に立った慎重なスタンス、すなわち上値追いには抑制的に対応しつつ、下振れリスクを意識したポジショニングが正攻法となりそうです。
(会員サークルより >>Sラボ参加案内) よって、売買戦略としては、足元の上昇トレンドを過度に追随するのではなく、「近い将来の反動安は不可避」との前提に立った慎重なスタンス、すなわち上値追いには抑制的に対応しつつ、下振れリスクを意識したポジショニングが正攻法となりそうです。
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