おはようございます。

昨日のNY株式市場は続落にて終値ベースの7月安値を更新。前日同様の半導体セクター需給の悪化に加えて、中東での戦闘激化を背景に82ドル台まで上昇した原油市況が重石となり、寄り付き早々に51,986ドル(−566)まで軟化。売り一巡後は節目の52,000ドルを意識した買戻し、5カ月ぶりの高水準で着地した7月ミシガン大学消費者信頼感指数などが支えとなって10時台に52,600ドル台を回復。しかし、週末のリスク回避売りやテクニカル要因(10日線付近の戻り売りバイアス)が上値を押さえ、引けにかけてはジリジリと下値を切り下げる展開に。

NYダウ 52,146ドル −406
ナスダック 25,520p −361       
NY原油 82.39ドル +3.44
NY金 4,015ドル +23
米10年債利回り 4.545% −0.024
為替 162.36円/ドル
日経先物 65,020円 +960

□ テクニカル + アルファ : NYダウは52,000ドル台をコアレンジとする持ち合い継続優位の形状。レンジブレイクの際の上値は節目の53,500ドル、54,000ドルが、下値は6月安値から7月高値までの上昇幅のフィボナッチ押し(0.382)となる51,800ドル水準、13週線が控える51,000ドル水準がそれぞれ抵抗帯として意識されます。

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ナスダックは4〜6月の急騰に対する25,000〜26,000ドル台前半圏内の日柄調整を継続中。米ハイテク株は半導体セクターの下落ばかりが注目(誇張)されていますが、アップル、マイクロソフト、アマゾン、メタなどマグニフィセントセブンの一角は反騰トレンドを形成しているため、相場の地肩はしっかりとしていると捉えるのがスマート。

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米10年債利回り(長期金利)は、4.6%台序盤での短期騰勢は一服感。金利と株価の相関性は確定的ではないため、4.4〜4.6%台前半レンジを抜けた場合のマーケットの反応に警戒・対応する構えで。

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金市況は3月以降の中長期調整トレンドを継続。ただし、5月以降ドル高に呼応して下値を切り下げた経緯、ドル市況の頭打ち気配を踏まえれば、更なる下押しのみならず、ドラスティックな需給陽転にも備えておきたいところ。

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【主な政治経済イベント】
7/20(月) 米6月景気先行指数
7/21(火) 米決算:スリーエム
7/22(水) 米決算:アルファベット、テスラ、TI
7/23(木) ECB理事会
7/24(金) 米決算:ベライゾン

■ NY株展望 : 持ち合い優位も波乱含み

物価指標(CPI・PPI)通過によるインフレ懸念の後退、FRBの利上げ懸念の緩和が下支えとなる一方、AI半導体バブル崩壊懸念が足かせとなる51,400〜53,000ドルレンジの推移が本線。

全体需給に影響を与えうる主要マクロ指標は予定されていないため、波乱要因としては以下の2点に絡めた53,000ドル台半ばまでの上振れ、51,000ドル割れまでの下押しをケア

(1)アルファベット決算 : 22日発表の4−6月期決算は1株当たり利益(EPS)が前四半期比+25.1%と良好な着地が見込まれる一方、1−3月期の+81.9%からは大きく伸びが鈍化する見通しのため、AI半導体セクターを含めた「売りの口実」とされる可能性に警戒。6月後半以降のAI半導体セクター株の軟化の主要因である、米ハイテク大手による巨額なデータセンター投資の継続性に対する不安が解消されるか否かも重要ポイント。

(2)中東情勢 ・原油市況 : 米・イランの(暫定的)停戦合意の追い風効果は7月上旬で一巡。11月の中間選挙前の支持率低下を避けたいトランプ政権が3月並みの軍事行動に踏み切る可能性は低いものの、ホルムズ海峡の運行状況の変化がマーケットに与える影響、特に「ホルムズ海峡再封鎖 → 原油高 → インフレ懸念の高まり → 金利高・株安基調の加速」の連鎖には引き続き要注意。

(補足)フェドウォッチによる7月FOMCでの追加利上げ予想は1週間前の34%から14%に、年内追加利上げ予想も85%から80%へ低下中。

〜(略)〜

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