■ 相場概況・展望

★ 本日の戦略 : “3大リスク”への備え + アルファ!

おはようございます。

昨日のNY株式市場は小幅に3日続落。朝方発表されたマクロ指標は、週間新規失業保険申請者件数(22.8万件、市場予想23万件)、5月SPグローバルPMIの改善が米経済の底堅さを示唆したものの、米下院での「トランプ減税の恒久化を含む減税法案」可決を受けた財政赤字の拡大懸念を背景に、債券売り & 株式売り(米国売り)が進展。

11時ごろに41,714ドル(−146)まで下落すると、米国売りが巻き戻しによる債券買い(金利低下)主導で42,090ドル(+229)まで切り返した末、引けにかけては失速。

ナスダックは小幅に反発。半導体セクターが売られた一方、アマゾン、アルファベット、テスラなどが指数をサポート。

NYダウ 41,859ドル −1
ナスダック 18,925 +53
SP500 5,842 −2
米10年債利回り 4.531% −0.074
為替 143.99円/ドル
日経先物 37,150円 +130

big (24)

□ 本日の展望 : 模様眺め ± ドル円

前日の日米貿易交渉の前哨戦の無難な通過、NYタイムでの米国売り緩和気配が下支えとなる一方、週末のポジション整理需要に加えて、米債券・日米株価指数・ドル円の全てにおいて底打ち感が希薄なテクニカル、懐疑心を強めている市場マインドが上値の重石となる36,800−37,200円レンジの推移が本線。引き続き、トランプ動向やドル円なりのブレには要注意。

★ 本日の戦略 :  “3大リスク”への備え + アルファ!

昨日のコメントにてお伝えした日本株を巡る3大リスク(米国売りによる需給不安、日米政治・貿易交渉の先行き不安、テクニカル不安)に改善の兆しは限定的。よって、下押しリスクへの備えを優先しながら、現環境に適応した攻撃の段取りに駒を進めてください。

リスク管理 : 個々のテクニカルに応じた手仕舞い条件の設定と徹底。乗り換えによる効率アップも目的としたストレス玉の大胆な売却。

攻撃面 : 流動性高めの好トレンド銘柄(Bタイプ)に軸足を置きながら、地合い良化シフト(Aタイプ)、短期回転狙いのハイボラ銘柄(Cタイプ)に派生する布陣を継続。

※ 東証主力株をポジションの中核に据えたバイ&ホールドは「運任せ」。オルカンやSP500などの新NISA運用は貯蓄感覚なら賛成ですが、資産形成手段としては機会損失リスクが大...と捉えるのが正攻法。

☆★Sラボ銘柄は新規買い対象を3つに絞って丁寧に。

☆ 6300番台銘柄 : 地合い良化への対応と持ち前のスピード感を活かす。A・C中間イメージ。

☆ 7000番台 : gumi(3903)の後継候補。純然たるCタイプ狙い。

☆ 本日からの新スポット銘柄 : 流動性高めの好トレンド中小型株(Bタイプ)でのマイルドな上昇波動狙い。東証主力株での運任せや乱高下銘柄でのマネーゲームとは一線を画した数週間での現値15〜20%高目標。

『 難局こそトップダウン戦略で堂々と!』

5/21−31スタートコースの新メンバーさん募集中!
   
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【ウォッチ銘柄】

△ 3903 gumi
PTSにて商いを伴って急落しているように、当面は思惑主導の乱高下が予想されます。「目先の手仕舞い優先 → 割り切り対象で注目」方針を継続。

△ 7919 野崎印刷
発行数の3.2%の自社株買いを発表。昨夕触れたスターティア(3393)の他、イード(6038)とともに割り切り対象でケア。

では 本日もよろしくお願いします!☆
    
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★ 本日の戦略 : 「値幅調整入り」への備えを優先!

おはようございます。

昨日のNY株式市場は暴落。「トランプ減税の恒久化を含めた大型減税による財政赤字の拡大懸念」を背景に前場を売り優勢で経過すると、20年国債入札は不調に終わったとの報道をきっかけに債券売り(金利は上昇)・NY株売り・ドル売りの「米国売り」が加速。一日の安値圏で取引を終了。

NYダウのテクニカルは、終値10日線割れにより4月からの上昇トレンド終了気配が浮上。目先は窓埋め水準となる41,500ドル付近が下値抵抗帯として意識されます。

米10年債利回り(長期金利)は4.5%超えにより騰勢アップ。今週のNY展望(5/17)でお伝えしたように景況感の改善を伴わない金利高のため更なる株価圧迫要因としてケア。

big (17)

ナスダックも続落。アルファベット・ネットフリックスを除く主要銘柄が軒並み軟調に推移。

NYダウ 41,860ドル −816
ナスダック 18,872 −270
SP500 5,844 −95
米10年債利回り 4.598% +0.107
為替 143.74円/ドル
日経先物 36,840円 −420

big (16)

□ 本日の展望 : 売り優勢 ± ドル円

NYタイムを36,800円で終えた日経先物なりの続落スタート後、引けにかけても日米貿易交渉を前に積極的な実需買いが期待しにくい中、米金利・ドル円・先物需給なりの不安定な推移へ。想定レンジは36,600−37,100円。

今週の日本株展望(5/18)で触れたように、日経平均の下値は5/9に空けた窓埋め水準の36,900円台、4/7安値からの上昇幅のフィボナッチ押し(0.382)水準である35,500円付近などが意識されます。

★ 本日の戦略 : 「値幅調整入り」への備えを優先!

NYタイムで売り材料視されたトランプ減税については与党共和党内でも賛否が分かれているため、不成立による「米国売りの急速な巻き戻し」の可能性を内包。週内に開催される日米貿易交渉もリバウンド基調入りのきっかけとなりるだけに、マーケットに背中を向けるべき環境ではありません。

よって、以下のフローで日経平均のテクニカル調整(下押しによる値幅調整)に備えながら、目先のブレを有効に活用したいところ。

リスク管理 : 個々のテクニカルに応じた手仕舞い条件の設定と徹底、ストレス玉の大胆な見切り売りで対応。「38,000円台は楽観の領域」として5月前半以降は軽視してきた日経レバ(1570)や地合い良化シフト(Aタイプ銘柄)に関しては、本日も強引な勝負はNG。

攻撃面 : 流動性高めの好トレンド東証準主力・中小型株の買い条件内の強気スタンスを継続。

☆ 6300番台銘柄 : 米国売り加速は想定内の事象であり、(1)更なる地合い悪化が警戒される一方、米長期金利の+0.10%が示すオーバーシュート感や上記背景から(2)底打ち後の急反発も期待されます。

現在の☆★Sラボ銘柄で唯一のAタイプ銘柄として対応している経緯も踏まえ、本日の下押しに際しては半数路売却 → 周辺環境を確認後、明日以降株数の増減を計るスタンスで。

☆ 3903 gumi : 市場マインドの悪化は仮想通貨関連には追い風。連鎖的投げ売りに注意した手仕舞い条件の徹底にて下押しに備えたら、本日もターゲットプライスまでの押し目買い直しを邁進。500円台序盤のマイルドな上昇局面は利確よりも買い増しを視野に入れた育成に注力。

☆ 昨日からの新銘柄 : こちらも地合いの不安定期にほど注目を集めやすいテーマ。直近急騰のABEJA(5574)のアドバンテージを活かすべく!

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『 最悪を想定しながら、現状を丁寧に活かす!』

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□ ご注意ください : SNS、メール、ブログなどで、当方に無関係の投資に誘導するなりすましの報告を複数いただいています。弊社が関与している媒体は、SNSはX(@t_soeta)のみ、ブログはこちらと勘助ブログの2つ、メールは「@kabu-slabo.com、@gs-kansuke.com」の2ドメインとなります。

皆様との金銭のやり取りは、☆★Sラボ・会員サークル■□GS・勘助サロンへの参加費だけ。それ以外は無関係です。
 

              

★ 本日の戦略 : テクニカル不安・日米交渉後への備え!

おはようございます。

昨日のNY株式市場は反落。ムーディーズによる米国債格下げ後、4.5%水準を挟んで不安定に推移する長期金利を重石に売り優勢でスタートすると、節目の42,500ドル付近では押し目買いが下支え。

ナスダックも反落したものの、4月以降の高値圏を維持。

日経先物は米金利高・ドル円安の「米国売り」を嫌気して37,450円まで下落する場面もあったものの、終盤にかけてはNY株の巻き返しに歩調を合わせ、小幅高で夜間取引を終了。

NYダウ 42,677ドル −114
ナスダック 19,142 −72
米10年債利回り 4.485% +0.031
為替 144.55円/ドル
日経先物 37,590円 +60

big (13)

□ 本日の展望 : 模様眺め ± ドル円

G7財務相・中央銀行会議におけるトランプ関税を巡る状況の変化や3回目となる日米貿易交渉の結果を確認したいとの思惑から、様子見色の強い展開が本線。想定レンジは37,300−37,700円。引き続き、不安定な米金利・ドル円動向なりのブレには要注意。

★ 本日の戦略 : テクニカル不安・日米交渉後への備え!

日経平均・ドル円のテクニカルはともに調整優位。米中暫定合意後の日米貿易交渉に対する楽観的な見方などを踏まえた(1)持ち合い継続 〜 下押し対策を優先しつつ、(2)上値模索再開をカバー。

(1)流動性高めの好トレンド東証準主力・中小型株(Bタイプ)をポジションの中核に据えながら、派生的に東証主力系(Aタイプ)やハイボラ銘柄(Cタイプ)に関与。

※ Cタイプは、広義のAI関連(半導体、データセンター、量子コンピューター)を軸にIPO・バイオ・仮想通貨関連からの考察がおススメ。

下押しリスクには個々のテクニカルに応じた手仕舞い条件の設定と徹底で対応。また、日米貿易交渉の結果次第で6月前半にかけての物色テーマは変化しうる状況だけに、弱テクニカル銘柄やストレス玉の早め手仕舞いによる余力確保にて日米交渉後に備えたいところ。

(2)日経高に呼応しやすい流動性高め銘柄主体のポジショニングやハイテク株への派生でケア。

★☆Sラボ銘柄戦略 : ☆ ABEJA(5574)でAI相場の復調、☆ 6300番台で日米交渉後の地合い良化、☆ 3900番台で仮想通貨関連の飛躍に対応。

ABEJA、3900番台の飛躍を活かすべく、本日からは☆ 新Cタイプ銘柄の仕込みを開始 → 日米交渉の結果確認後は手薄となっているA・Bタイプの補完へ!

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【ウォッチ銘柄】

△▼ 7585 かんなん丸
立会外分売を中止。昨夕触れたグローバルウェイ(3936)などの他、8783 GFAとともに割り切り対象でケア。

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☆ 3000番台はこちらで公開中!
    
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★ 本日の戦略 : 「調整の質」に着目したポジション調整!

おはようございます。

昨日のNY株式市場は3日続伸。ムーディーズによる米国債の格下げを嫌気したパニック的な債券売り(金利は上昇)に追随し、寄り付き直後に42,337ドル(−317)まで下落。しかし、米長期金利が4.55%超えをきっかけに急速に巻き戻されると息を吹き返し、午後は概ね42,700ドル台で堅調に推移。主要銘柄は高安マチマチだったものの、指数寄与度の高いユナイテッドヘルス、マイクロソフトが指数高を牽引。

ナスダックは小幅に続伸し、4月以降の高値水準を維持。

NYダウ 42,792ドル +137
ナスダック 19,215 +4
米10年債利回り 4.454% −0.030
為替 144.86円/ドル
日経先物 37,570円 +180

big (7)

□ 本日の展望 : リバウンド優位 ± ドル円

ムーディーズによる米国債格下げに対するNY市場での「織り込み済み」反応が買い安心感を高めた反発スタート後、引けにかけては週末の日米貿易交渉前の様子見色の強い展開が本線。想定レンジは37,400−37,800円。テクニカルの正念場を迎えているドル円主導の乱高下も念頭に。

★ 本日の戦略 : 「調整の質」に着目したポジション調整!

38,494円(5/12)での天井形成後、37,000円台後半をコアレンジとする持ち合いによるテクニカル調整を週内(日米貿易交渉前)のメインシナリオに据えた流動性高めの好トレンド東証準主力・中小型株主体のポジショニング、日経37,400円付近までの買い下がりスタンスを継続。

日米貿易交渉に関してはトランプ政権の態度軟化 → 日本株高を本命視していますが、米中合意後の楽観ムード、下押し余地を内包する日経平均・ドル円のテクニカルを踏まえれば、地合い良化シフト(Aタイプ)に対する控えめの資金配分、個々のテクニカルに応じた手仕舞い条件の設定と徹底などによるリスク管理も丁寧に。

★ 9400番台、☆ 6300番台、☆ 3000番台、〇 5574 ABEJAも昨夕の戦略を踏襲。

【ウォッチ銘柄】

△ 4023 クレハ
26年3月期配当予想は前期比129.3円増の216円に。3350 メタプラネット、4881 ファンベップ、2437 シンワワイズなどとともに割り切り対象でケア。

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★ 本日の戦略 : ドル円下押しなら強引な勝負は回避!

おはようございます。

先週末のNY株式市場は上昇し、日経先物も小幅高の37,800円(+30)で取引を終了。しかし、その後の米大手格付け会社ムーディーズが米国債の格下げを発表しているため、本日は米国売り主導のドル円安が株価の足枷となる展開が警戒されます。

想定レンジは37,500−37,900円。リスクシナリオとしては、今週の日本株展望で触れたドル円144円割れによる軟勢アップ → 日経平均の下げ幅500円超、37,200円割れに要注意。

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★ 本日の戦略 : ドル円下押しなら強引な勝負は回避!

先週半ばからの「日経平均の高値持ち合いによる良識的なテクニカル調整」を念頭においた、流動性高めの好トレンド東証準主力・中小型株主体の強気スタンスを継続。

ただし、現時点(am6:00)ではムーディーズによる米国債格下げに起因するドル円の下押し → 日経先物安 → 個別全般の需給悪化リスクへの警戒も怠れないため、午前中の買いは様子見 or 打診買いにとどめながら、手仕舞い条件と売却手法を再確認・実践によるリスク管理を丁寧に。

※ 重複しますが、東証主力株、特に外需系銘柄に関してはドル円・日経先物主導のトレンド陰転に要注意。

【ウォッチ銘柄】

△▼ 1844 大盛工業
25年7月期経常益予想を4.38億円から7.27億円に上方修正。4583 カイオム、3627 テクミラとともに割り切り対象で注目。SBI(8473)からの連想買い狙いでは70●●をケア。

△ 4180 Appier、5586 Laboro etc
AI関連の復興狙い。フィックスターズ(3687)、さくらインターネット(3778)も継続注視。

    (会員サークルより 
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『 潮目の変化に敏感に!』

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■ 今週の日本株展望 5/19−23: 高値持ち合い ± 為替動向

<< 先週の振り返り >>

先週の日経平均は米中貿易交渉における関税率の大幅引き下げを好感して火曜に38,494円まで上昇。週末にかけては良識的な利確売り、トランプ政権による円安是正強要への警戒感などが重石となり、前週末比251円高の37,753円で取引を終了。

企業決算に関しては、東証プライム全体で26年3月期営業益の前期比3%の減益を見込んだように、トランプ警戒の根強い保守的な内容となりましたが、複数企業の記録的な自社株買いにより総じて株価のサポート要因として機能。

□ テクニカル : 日経平均は4/8以降の中長期上昇トレンド継続優位の形状ながら、短期的には連日の5日線割れ、陰転間近なMACD・パラボリックなど騰勢一服を示唆。よって、37,000円台後半から38,000円台前半をコアレンジとする持ち合いによる日柄調整、または下押しによる値幅調整を売買戦略の前提としておくのがスマート。

値幅調整に際しての下値メドは5/9に空けた窓埋め水準の36,900円台、4/7安値からの上昇幅のフィボナッチ押し(0.382)水準である35,500円付近が意識されます。

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ドル円に関しては、年初158円水準以降の戻り高値を結んだラインをレジスタンス、4月後半の140円付近以降の安値を結んだラインをサポートとする三角持ち合いを形成中。レジスタンス ≒ 147円超えに際しては騰勢アップが見込まれる反面、144円割れに際しては二番底を探る動きに要注意。

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■ 今週の展望 : 高値持ち合い ± 為替動向
 
高値圏での持ち合いによるテクニカル調整(日柄調整)をベースとしながら、G7財務相・中央銀行総裁会議(5/20〜22)に絡めて開催される予定の3回目の米中貿易交渉への思惑や結果を加減した推移へ。想定レンジは37,400−38,400円。

米中交渉に関しては、円高・ドル安効果が見込まれる日銀の利上げを含めた石破政権サイドの妥協策提示 → 状況改善による買い材料化が本線。ただし、対米貿易赤字の英国のようなトランプ政権サイドの寛容な対応が期待しにくさ、テクニカル調整バイアスなどを踏まえれば、39,000円トライは楽観シナリオと捉えるのがスマート。

一方、交渉が暗礁に乗り上げる場合や日銀利上げへの過剰反応に際しての37,000円付近までの下振れもリスクシナリオとして念頭に。

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■ NY株展望 5/19−23: 高値持ち合い ± トランプ関税

おはようございます。

NY株式市場は続伸。トランプ大統領による「複数の貿易相手に対する関税率を今後2〜3週間のうちに設定する」旨の発言を警戒して寄り付き早々に42,232ドル(−90)まで軟化。しかし、市場予想を下回る伸びにとどまった直近のCPIやPPIを経たインフレ警戒の緩和、根強いトランプ相互関税の軟着陸期待などが支えとなって10時ごろに前日比プラス圏に浮上。昼過ぎからは騰勢を増し、一日の高値圏で取引を終了。

個別では直近売り込まれていたユナイテッドヘルスの反騰が指数高に寄与した他、内需系を中心に買いが優勢。

ナスダックは反発。決算が嫌気されたアプライドマテリアルズが売られた一方、テスラ、アルファベット、マイクロン、AMDなどが指数高を牽引。

NYダウ 42,654ドル +331
ナスダック 19,211 +98
米10年債利回り 4.486% +0.051
為替 145.63円/ドル
日経先物 37,800円 +30

□ テクニカル : NYダウは10日線をサポートラインとする上昇トレンドを維持。週足ベースでも一目均衡表の雲上限ブレイクが本格上昇トレンドを示唆。上値は節目の43,000ドル、下値は10日線が控える41,700ドル台から窓埋め水準の41,500ドルレンジが抵抗帯として意識されます。

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SOX(フィラデルフィア半導体株指数)は5/12の上振れによる過熱感も否めないため、短期的には持ち合いによる日柄調整優位の形状。昨年9月から今年2月下旬にかけてのボックス下限(4,800水準)が下値抵抗帯として機能するか否かに注目。

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米10年債利回り(長期金利)は「4.25 ± 0.25%レンジのボックス相場」を継続中。引き続き、4.0%を割り込む場面はリスク回避(債券買い・株式売り)加速に警戒。4.5%超えに関しては米国売りを主要因とする場合と米景気の回復期待に起因する場合で対応が変わるものの、「何らかの異変が生じている」と捉えたいところ。※ 考え方や対処法は当日のコメントを参照ください。

big (24)

【主な政治経済イベント】
5/19(月) 中国4月小売売上高・4月鉱工業生産
5/20(火) G7財務大臣・中央銀行総裁会議(〜5/22) 
5/21(水) 米決算:ターゲット
5/22(木) 独5月Ifo景況感指数、米決算4月中古住宅販売
5/23(金) 米4月新築住宅販売

■ NY株展望 : 高値持ち合い ± トランプ関税

相互関税を巡るトランプ政権と各国との交渉進展 → 米インフレ加速・景気鈍化警戒の緩和...期待が押し目買いを誘発する一方、米中貿易交渉における大幅関税引き下げ合意後の上振れによる短期的なテクニカル過熱感が重石となる直近高値圏での持ち合いが本線。想定レンジは42,000−43,000ドル。

リスクシナリオとしては、トランプ期待の剥落 → 債券需給の混乱を伴うテクニカル調整の加速(値幅調整) → 41,000ドル台前半までの下振れ...に警戒。

週中のG7財務大臣・中央銀行総裁会議とその後に予定されている日米通商協議は米サイドにとって重要度は低いため、単発的な株価乱高下要因として軽めにケア。

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来週の日本株展望は明日午前中の更新予定です。

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では 皆様良い週末を!
      
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★ 本日の戦略 :「楽観の領域」からのテクニカル調整への備え!

おはようございます。

昨日のNY株式市場は3日ぶりに反発。米中貿易交渉の合意に絡めた大幅高後の利確賛成ムード、小売り大手ウォルマートの冴えない決算、指数寄与度の高いユナイテッドヘルスの「米司法省が高齢者向け公的医療保険事業での不正行為に関して捜査中」報道を受けた暴落などを重石に、9時台に41,777ドル(−273)まで下落。

しかし、4月生産者物価(PPI)の市場予想を下回る伸び、相互関税を巡るトランプ政権の柔軟姿勢などが米インフレ・景気停滞懸念を和らげ、債券買い(金利低下)・株式買いが進展。11時台に前日比プラス圏に浮上すると、一日の高値圏で取引を終了。

ナスダックはテスラ、アマゾン、メタ、AMDなどが利確売りに押されて小幅に反落。

日経先物はトランプ政権による円安是正懸念から145円台半ばまで軟化したドル円が足かせとなったものの、前日中に利確売りが膨らんでいた経緯から小幅高で夜間取引を終了。

NYダウ 42,322ドル +271
ナスダック 19,112 −34
米10年債利回り 4.434% −0.104
為替 145.63円/ドル
日経先物 37,800円 +90

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□ 本日の展望 : 模様眺め ± 先物需給

米中合意を起点とした短期上昇波動一巡による方向感の乏しい展開が本線。想定レンジは37,550−38,000円。為替問題を含めたトランプ動向(への思惑)や先物需給なりのブレも念頭に。

★ 本日の戦略 :「楽観の領域 → テクニカル調整」への備え!

買い方優位の趨勢に順じた強気スタンスの継続が本線。ただし、短期的には「楽観の領域」とした38,000円台からのテクニカル調整優位の形勢となっている他、来週序盤まで続く好決算銘柄への短期マネーの集結、来週末(20〜22のG7後)に開催される3回目日米貿易交渉前の様子見ムードと交渉リスクなどを踏まえれば強引な勝負は割に合わない環境です。よって、以下の方針にて過不足調整を重視。

・ 弱テクニカルのポジション縮小を中心とする1,2割の余力確保

・ 日経レバや東証主力株(A)タイプのポジション縮小により、流動性高めの好トレンド東証準主力・中小型株(Bタイプ)の比重をアップ。

★☆Sラボ銘柄も昨夕の戦略を踏襲。上記背景+昨夕お伝えした経緯から★☆新銘柄のご提案は週明け以降とします。ご了承ください。

【ウォッチ銘柄】

△ 3778 さくらインターネット、36●●

中東訪問中に明確となったトランプ政権の半導体・データセンター・AI注力スタンスを受けて国内筋による見直し買い機運が高まっているようです。順張りスイング狙いでケア。

△ 9107 川崎汽船、9104 商船三井
米中交渉のスムーズな進展という条件付きですが、米中間の物流が回復兆候を示しているだけに、こちらも押し目買いスイング狙いで注目。

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『 短所をカバーしながら、長所を伸ばす!』

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★ 本日の戦略 : 少数精鋭で押し目買い!

おはようございます。

昨日のNY株式市場は続落。米中貿易交渉の合意に起因する騰勢一服、良識的なテクニカル調整などが重石となった一方、節目の42,000ドル水準では押し目買いが下支え。中東訪問中のトランプ大統領がボーイング機の大型受注やAI関連取引を相次いでまとめた事も株価をサポート。

ナスダックは続伸。主要銘柄は高安マチマチで推移する中、エヌビディア、テスラ、AMD、アルファベットが指数高を牽引。

米長期金利は節目の4.5%を突破。米国売りの象徴であった4月半ばの4.5%超えとは異なり、米景気不安の解消による「債券売り・ハイテク株買い」のポジティブな反応と捉えるのがスマート。ただし、ドル売りの同時進行を踏まえれば、金利高を建て前とする株式市場の利確賛成ムード加速には注意したいところ。

NYダウ 42,051ドル −89
ナスダック 19,146 +136
米10年債利回り 4.539% +0.066
為替 146.81円/ドル
日経先物 37,640円 −500

big (16)

□ 本日の展望 : 利確優位も底堅く

37,600円台まで軟化した日経先物なりの続落スタート後、引けにかけては押し目買いが下支えとなる底堅い推移が本線。上記米長期金利とドル円の不穏な動きを念頭に、想定レンジは広めの37,500−38,000円を設定。

★ 本日の戦略 : 少数精鋭で押し目買い!

日経平均は「楽観の領域」とした38,000円からテクニカル調整局面入り気配を強めているため、以下の方針で脇を締めた強気スタンスで対応。

・ 弱テクニカル銘柄や決算目前銘柄は大胆にポジションを縮小

・ 余力の空けすぎによる乗り換え先の高値つかみ回避も目的に、好トレンド銘柄は押し目買い・上昇時の売りすぎに注意

・ 新規買いは個人投資家さん好みの出来高少なめのハイボラ銘柄よりも、ディーラー資金が出入りしやすい流動性高め銘柄を優先

・ 突発的な乱高下に際しての思考停止を回避すべく、保有銘柄数の増やしすぎはNG

☆★Sラボ銘柄戦略 : 昨日までの6日で37%高を達成した三井E&S(7003)と同様の地合い良化には☆ 6000番台、★ 9000番台で対応しながら、☆ 本日からの新スポット銘柄での次なる物色テーマの先取り、☆ 3800番台での短期回転を期す構えで。

【ウォッチ銘柄】

△ 7014 名村造船
TOWA同様の地合い良化を活かした値幅狙いで継続注視。

△▼ 9709 NCS&A、3347 トラスト、6373 大同工業、4094 日本化学
昨夕触れた児玉化学(4222)などとともに好決算銘柄を割り切り対象でケア。

     (会員サークルより 
>>Sラボ参加案内) 

『 短所をカバーしながら、長所を伸ばす!』

では 本日もよろしくお願いします!☆

  
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★ 本日の戦略 : 好地合い下の脱力対応!

おはようございます。

昨日のNY株式市場は反落。米中貿易合意を好感した前日の暴騰(前日比+1,160ドル)による利確バイアスの高まりに加えて、指数寄与度の高いユナイテッドヘルスの25年12月期通期の利益見通し撤回による急落が足かせとなって売りが先行。押し目買いが支えとなって42,300ドル台まで上昇する場面もあったものの引けにかけては売り直され、一日の安値圏で取引を終了。

朝方発表された4月消費者物価(CPI)は市場予想の前月比+2.4%を下回る+2.3%で着地。トランプ関税発動の影響は限定的だったとの見方から潜在的な株価のサポート要因として機能。個別ではエヌビディア、アップル、アマゾンなどハイテク株、キャタピラー、ボーイングなど外需系景気敏感株が指数を下支え。

ナスダックは続伸。マイクロソフトを除いた主要銘柄が堅調に推移。SOX(フィラデルフィア半導体株指数)は連日で3月以降の高値を更新。

big (10)

NYダウ 42,140ドル −269
ナスダック 19,010 +301
米10年債利回り 4.487% +0.013
為替 147.42円/ドル
日経先物 38,300円 +100

big (11)

□ 本日の展望 : 買い優勢 ± 先物需給

米中貿易合意を好感した前日の大幅高の余韻による買い優勢の展開が本線。想定レンジは38,100−38,500円。ファンダメンタルズに目立った変化がないままの先物主導のブレ(38,000円割れ、38,500円超え)も念頭に。

<< 本日の主な決算 >> 
5/14(水) 3402 東レ、7270 SUBARU、1963 日揮、3350 メタプラネット、4259 エクサウィザーズ、4449 ギフティ、4755 楽天、4889 レナサイエンス、5027 AnyMind、5033 ヌーラボ、5711 三菱マテリアル、8316 三井住友FG、6855 日本電子材料、4784 GMOインターネット、6670 MCJ、3667 enish、6324 ハーモニック、7078 INCLUSIVE、197A タウンズ、290A SYN、341A トヨコー、3687 フィックスターズ、3993 PKSHA、5892 Yutori、6232 ACSL

★ 本日の戦略 : 好地合い下の脱力対応!

米CPIを無難に通過しているため、本日も買い方優位の趨勢に順じた強気スタンスを継続。短期的な日経平均の上昇ピッチの低下やテクニカル調整余地を念頭に(積極的な利確→乗り換えではなく)好トレンド持ち株の押し目買い・上昇時の脱力対応を優先。

ターゲットは日経高への感応度の高い銘柄や流動性高めの好トレンド東証準主力・中小型株を中心視。決算目前銘柄のポジション縮小も抜かりなく。

【ウォッチ銘柄】

△▼ 5036 日本ビジネスシステムズ
25年9月期経常益予想を55億円から73億円に上方修正。昨夕触れたケミコン(6997)などの他、5591 AVILEN、3918 PCI、9419 ワイヤレスゲート、148A ハッチ・ワーク、5596 アウトルック、8037 カメイ、2385 総医研とともに割り切り対象でケア。

   (会員サークルより >>Sラボ参加案内) 

『 全体を俯瞰しながらマイペースを維持!』

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S教授

1972年11月生まれ(51歳) 趣味:行動心理経済学、テニス、プランターのガーデニング

信条:重要なのは‘情報’よりも‘作法’。リスクマネーとマインドの動きを重視するトップダウン戦略で周囲に差をつける!

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