書評1②:『ビジョナリー・カンパニー―時代を超える生存の原則』

ビジョナリー・カンパニー 時代を超える生存の原則 [ ジェームズ・C.コリンズ ]
ビジョナリー・カンパニー 時代を超える生存の原則 [ ジェームズ・C.コリンズ ]
(書評1①から続き)

ビジョン(基本理念)に正解はないというのは私にとっては意外な結論で、私はビジョナリー・カンパニーには、崇高な、誰にも当てはまるようなビジョン(基本理念)を掲げているものと思っていました。
このことは、これからビジョン(基本理念)を作り上げようとする立場からすると、参考とできる道筋がなくて困ったことなのですが、その会社にあったビジョン(基本理念)というのは、創業者の思いや会社の歴史等を元に個々に言葉を紡いでいく必要があるようです。


③ビジョナリー・カンパニーは誰にとっても働きやすい会社、ではない 
 ビジョナリー・カンパニーは、ビジョン(基本理念)を一貫性をもって追求しており、それを組織の仕組みの中に取り込んでいることから、一種カルト的な文化を形成していることがあり、そのため、その文化(社風といってもいいかもしれません)に合う人にとっては素晴らしい会社であるが、合わない人にとっては、必ずしも働きやすい会社とはいえないということのようです。

会社がビジョン(基本理念)に基づいて一貫性を持って対応することで、そこで働く人の行動にも一貫性が求められるというのようですが、ビジョン(基本理念)が独自の社風を作り上げていることで、この点①の仕組み化とも合致することだと感じました。

④カリスマ経営者の存在
 ビジョナリー・カンパニーには、強烈なカリスマ経営者がいるものと思っていましたが、カリスマ経営者の存在の有無がビジョナリー・カンパニーの必要条件ではない、ということでした。

この点、ごくごく普通のサラリーマン生活を送ってきて、今更この歳で突然カリスマ性を帯びることはできないということを重々承知している私にとっては、前向きになれる話で、カリスマ性よりもビジョンを実現する仕組みづくりの継続性ことがビジョナリー・カンパニーへの道だということを肝に銘じて、組織づくりを行っていこうと思いました。


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