第16回 湘南ひらつか 市民演劇フェスティバル

さて、日曜日は、毎年恒例「湘南ひらつか市民演劇フェスティバル」を観に行ってきました。
今年の「テアトロ☆デラルテ」は、全編コント！
３月に上演された「お笑い代官町ライブ」が、「お笑い代官町ライブ in中央公民館」となって
復活です。
（中央公民館なのに代官町ライブ？というツッコミは敢えてしないのが大人の嗜み）
しかも今回は、残念ながら僅か１回の公演で解散してしまった「GO-chanとマツ」に変わり、
郷田さんが新たにしおつかこうへい氏と組んだコントユニット、「デロリアン」のデビュー
ライブでもありました。（以下、改ページ）



＃そう言えば、今年のパンフはモノクロでしたね。
　とは言え、スポンサーが付いていて広告が入れられるだけ羨ましい。
　ウチの協会なんて…。

今回の公演はショートコントが７本、その内、郷田さんの「デロリアン」が３本（２、４、
６本目）で、残りの４本が劇団員さん達のコントでした。

１本目「愛のバス停」
・今回の中でも一番分かり易く、そのためか、トップバッターながら客席の反応も非常に
　良かったネタ。
　郷田さん曰く「バスを待って立っているだけで笑わせられる」笑海さんがいる限り、たぶん
　このネタは鉄板だと思います。（笑）

２本目「ハンズフリー刑事」
・「デロリアン」の１本目は、ハンズフリーで奥さんと電話しながら同僚とも会話を続ける
　刑事の話。
　いやぁ、郷田さんの一人芝居を思う存分楽しませて頂きました。（笑）
　どうせなら、途中で訳が分からなくなって、話の相手と内容が逆転してしまう展開なんかも
　あっても良かったかも。

３本目「死体役者」
・１本目と同様、３月公演の再演ですが、個人的には一番好きなネタです。
　テンポの良さと、適度なブラック加減（？）が良いですね。
　そして、茂木さんの安定感…。（笑）

４本目「樹海にて」
・「デロリアン」の２本目。
　郷田さんは、樹海で自殺志願者を説得して自殺を踏み止まらせる人…なんだけど、過去
　30年間一度も成功したことが無い、なぜなら、これまで自殺志願者に会ったことが無かった
　から…という難しい役どころ（？）でした。（笑）
　強いて挙げれば、ちょっとオチが弱かったかなぁ？

５本目「誘拐」
・これも再演でしたけど、先の２本と違ってこちらはキャストが前回から全員変わっていた
　ので、かなり新鮮でした。
　最近はすっかり見かけなくなったベタな電話逆探知には毎回笑わせて貰いつつも、実は
　このネタに関しては、以前から脚本的に刑事側の緊迫感がもう少し欲しいなぁ、とも思って
　いたり…。
　母親のエキセントリックさが際立てばさらに面白くなるだけに、ちょっともったいないん
　ですよね。

６本目「Mr.バスローブ」
・「デロリアン」の３本目は、いろんな意味でド直球なネタ。（笑）
　郷田さんは、海外の生活が長くて風呂上がりにはバスローブを着るという、陶芸教室の先生。
　出来れば、Mr.バスローブのキャラにもう一捻り欲しい気もしましたけど、コントだと尺も
　短いので、なかなか難しいところですね。

７本目「ヒーローたちの出発」
・これも、ある意味定番と言える、戦隊ヒーローのネタ。
　個人的には、もうピンクを伊藤さんが演じてる時点でやられました。
　しかし、彼女のどんな役でもこなすオールマイティさには、ホント感心します。
　ただ、コント的には、果たしてあのオチで良かったんだろうか？（笑）

とまあ、いろいろ素人が偉そうなことを書いてしまいましたが、なんだかんだ言って、今回も
楽しませて頂きました。
特に「デロリアン」は、もっともっと、いろんなネタを観たいですね。
少なくとも、お二人の実力はまだまだこんなものじゃないはずなので、これからに期待です！

最後に、今回のＭＩＡは、劇団員作品４本中３本に出演して大活躍だった、山本さんに！


＃そして、今年の11月の本公演は、「ハッピーランスルー」。
　なんでも、今度の舞台は結婚式場とのこと。
　シチュエーションコメディ的にはこれまた美味しい設定で、今からとても楽しみです。
　取りあえず、予習（？）のために、久々に「バッド・ニュース☆グッド・タイミング」の
　ＤＶＤでも観ておこうかな？（←たぶん、意味無い）