185「E217よ。私より若いのに引退かい」

E217「はい。私ももうボロボロです。もう走れません」

185「やはり高速運転が応えたか?」

E217「そんな感じですね」

185「そうか。大変だったな」

E217「185先輩。それでも私は26年走りました」

185「そうか。よく走ったよな」

E217「はい。がんばりましたよ」

185「そうだな。神奈川から千葉までよく走ったよ」

E217 「何とか走り抜きました」

185「思うに2シート工法が仇になってしまったのでは?」

E217 「その通りです。だから、トプナンのY1よりセカナンのY2の方がボロボロになってしまいました」

185「見たところ、随分とボロボロになってしまったものだ」

E217 「もうくたびれました」

185「後期車はまだ走れるんだろう?」

E217 「それでも川重製はダメですね。ガタ来てます」

185「なぜに2シート工法なんかしたんだね?」

E217 「川重が他社と差別化を図るためとかなんとか」

185「ああ、かわいそうにE217よ」

E217「これ以上延命は」

185「うーん。まさかきみと同時期に長野に行くとは思わなかったよ」

E217「そうですね。私もそうなるとは思いませんでしたよ」

185「ともあれE217よ。きみは頑張った。2シート工法なるものにめげずにね。最期まで走るんだ」

E217「はい」