2009年07月15日

NY原油続落、需要減少懸念などで

 ニューヨーク原油は続落。終値の前営業日比は、期近2限月が0.17ドル安、その他の限月は0.27〜0.03ドル安。ICEブレント原油は、期近2限月が0.14〜0.17ドル高、その他の限月は0.22ドル安〜0.13ドル高。
 下げすぎ感や原油在庫減少見通しなどを背景に安値修正で始まったものの、朝高後は需要減少懸念やドル上昇などを嫌気し、戻り売りへと転じた。

 最も取組高の多い9月限は、夜間取引から安値修正が進むと、立会い開始直後には3営業日ぶりに62.21ドルへと急上昇。株式相場の上昇や原油在庫の減少見通し、6月の米小売売上高が市場予想を上回ったことなどが好感された。ただし、朝高後は積極的な買いが続かず、戻りを売られた。ゴールドマン・サックス・グループの好決算などにもかかわらず、米株式相場の上値が押さえられたことや、ドル相場がリスク回避の動きから上昇したことなどが嫌気されるなか、引き続き景気の先行き不透明感の強さによる需要減少懸念が圧迫。早めの手じまいや、ショートポジションを積み増す動きなどに押されることとなり、終盤には一時、60.02ドルまで大幅に下落した。

 石油輸出国機構(OPEC)は14日、非OPEC加盟国の供給増加や世界経済の回復ペースが緩やかなことから、2010年の世界のOPEC産原油への需要は減少するとの見通しを示した。OPECから発表された月例報告によると、2010年のOPEC産原油需要は日量平均2811万バレルと、今年を同38万バレル下回る見込み。ただし、主に新興国の経済成長により、OPECは2010年の世界原油需要は日量平均8434万バレルと、今年を同50万バレル上回るとしている。OPECはまた、今年の世界原油需要見通しを前年比で日量165万バレルと、前月見通しから同3万バレル下方修正した。
 モルガン・スタンレーは14日、経済見通しの改善、供給懸念やドル安が見込まれることから、2010年の米原油価格をバレル当たり85ドルへ、2011年は95ドルへとそれぞれ従来見通しから引き上げた。同銀の商品調査長のHussein Allidina氏は、投資家による資産としての商品への興味が拡大していることを指摘。従来予想は、2010年が65ドル、2011年は85ドルだった。

 石油製品は、期近が反発。原油同様に安値修正一巡後は、在庫増加見通しや需要減少懸念などから上げ幅を削った。

 米エネルギー情報局(EIA)からあす15日に発表される7月10日までの週間在庫統計に対する事前予想は、原油在庫が前週比160万バレル減少、留出油が190万バレル増加、ガソリンが100万バレル増加となっている。

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sa6969 at 08:01コメント(0)トラックバック(0) 

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