ジョヴァンニッキ2

アマチュア作曲家が本業よりアート鑑賞に夢中になっているブログです。

「飴屋晶貴(あめや あきたか)鉛筆画展 - 髑髏亭紀聞」(ギャラリー オル・テール:京橋)に行った。
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作家はサラリーマンと画家の二足の草鞋という事だったが、その技量の素晴らしさに驚いた。鉛筆でこんな艶めかしい絵を描けるとは・・・。

飴屋作品はエロティックでかつグロテスクな内容である。一部の作品は怪奇の世界を扱っている。私は若い頃、いわゆる「幻想怪奇」が好きだったので、展示作品すべてに興味を持って観た。

案内葉書に採用された作品を含め、多くの作品は強烈な内容なのでブログに画像を掲載することははばかられる。中でも比較的無難な「探偵と少年」を紹介するにとどめておこう。
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飴屋晶貴の技術的な高さを感じ取って戴けたら幸いである。

「夏のシンフォニー 2017」(中和ギャラリー:銀座)に行った。
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印象深かった3人の作家と作品を列挙する(作家名の五十音順)。

♪佐々順子「White Unity」
レリーフのような盛り上がりがあった。特殊なマチエールだと思ったが、素材のユニークさに寄りかからず、純粋にコンポジションとして成立しているような気がした。その点で好感を抱いた。

♪宝月 輝「ハノイ・ホワンキエム湖の風」
タイトルを読むと風景画という事になるが、純粋抽象として充分に鑑賞に値する作品だと思った。具象として観て、次に抽象として観て、その行ったり来たりが楽しかった。

♪吉金幸枝「ある日の景Ⅱ」
構成感が高く、線刻が随所に描かれていて、私の好みにぴったりの作品だった。純粋抽象で、どちらかというと幾何学的構成に属するような感じだが、同時に人間的な温かみも感じさせる作品だった。

「アマチュア・ギター アンサンブル・デイ」(豊洲シビックセンターホール)に出演した。
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私が弾ける楽器はピアノとチェロだけだが、なぜギターの演奏会に出演したかというと、友人が弾くギター協奏曲の伴奏に加わったからである。

曲目はヴィヴァルディ作曲ギター協奏曲ニ長調RV93。伴奏部はこの演奏会においては弦楽四重奏で弾いた。

この曲のオリジナルはリュート協奏曲らしい。伴奏部の本当の楽器編成はわからないが、音量バランスを考えると弦楽四重奏あたりが相応しいと思った。
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演奏会タイトルに「アマチュア・・・」が付いているので、素人の学芸会みたいなものかと思っていたらとんでもない。素晴らしい演奏が続いて驚いた。特に最後の方になると「この人本当にアマチュア?」と疑いたくなるほど達者な演奏を聴かせてもらった。

撥弦楽器(はつげんがっき)のギターは音が伸びるヴァイオリン属との相性がいいと思う。音量の点でギターが弱いので、その点に配慮すれば楽しいアンサンブルが組めると思った。

作曲に対する感想だが、♪神谷昌紀の自作自演(♪佐々木真実子とのデュオ)は角張らず浮遊した感じが心地よかった。例えば2曲目「Maria」では半音階進行のベースラインが設けられていたが、それを強調せず、全体の柔らかさが保持されていた。

昨年惜しまれながら旅立たれた♪佐藤弘和の作品は9曲も演奏された。特に♪岡野雅一は追悼としてソロでオリジナル3曲、編曲1曲、デュエットで1曲を演奏した。作品はみな個性的で、作曲者の才能をうかがわせた。

ヴィヴァルディのマンドリン協奏曲ハ長調の一部にヘンデルのフルートソナタと同じパッセージがあった。この時代には著作権法が無かったであろうから、作曲家は気軽に引用・流用していたのだろう。

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