ジョヴァンニッキ2

即興演奏家が本業よりアート鑑賞に夢中になっているブログです。

2016年12月

我が家に孫たちが来て粘土遊びをしていた。大小さまざまな形の塊が出来ていたので、それらを並べ替えて太陽のイメージを表現してみた。
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作った後で気が付いたのだが、外側に突き出している光線状の部分は7本だった。5本なら五芒星のイメージ、6本なら均整の取れた形になるが、7本は不安定である。そこがまたいいのだと勝手に解釈しておこう。

孫たちとのコラボは楽しい。

年末の大掃除をしていたらこの絵が出てきた。裏には「架空の植物」というタイトルが書いたあった。また「オディロン・ルドンをちょっと意識した」というメモも添えてあった。
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なぜこのような絵を描きたくなったのかわからない。その時の気分が少し幻想よりに傾いていたのかもしれない。

そういえばこの絵を描いた頃、私のアートの趣味は幻想および心象風景だった。現在の抽象偏愛とは少し違った世界に没頭していたのである。

これは長男が赤ん坊の頃、その姿を絵に残しておこうと思って描いたペン画である。ただ描くのではつまらないので、一筆書きにしてみたら結構面白いのが出来た。
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誰かにピカソみたいだと言われたが、特にピカソを意識したわけではない。ただ単に筆を走らせたら、結果としてこんな感じになった。

ちなみにこの絵を描いた頃、長男は生後4カ月半であった。この絵はもっと成長した子供に見えるが、それは私の描写力が弱いからである。

この絵がきっかけとなり、私はその後1年半にわたりペン画を楽しむようになった。

私は買い求めたアート絵葉書を日本人とそれ以外とに分けて名前の五十音順にファイルした。外国人作家の最初はアブツである。絵葉書は「メント」。
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アブツという作家に関しては引っ越す前のブログに「英国美術の現在史:ターナー賞の歩み展」という記事が残っている。そこでもこの絵葉書の画像がアップされている。

アブツの作品は不思議だ。抽象を好む私でも、タイプとしてはあまり好きではない作品なのだが、無視できないのである。形状、構成がユニークだからであろうか。

この五十音順の絵葉書シリーズは一人一人の作家について再考する良い機会になっているようだ。

靉光(あいみつ:本名・石村日郎)は好きな画家ではない。しかし無視できない存在である。そうでなければこの自画像の絵葉書を購入するはずがない。
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この作品は1934年に描かれた。画家が27歳の時である。若い頃の作品と言うなかれ。彼は38歳で戦地に没しているのだ。

私は抽象を偏愛しているので、このような人物画は性に合わない。それでも、この作品の色彩や上品な質感には感動を呼び起こされる。

歴史にIFは禁物だが、靉光がもし長生きしたらどんなに素晴らしい作品を遺してくれただろうと思うと、残念でならない。

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