2018年は即興演奏のライブが急増したこともあり、作曲にはあまり手が回らなかった。

********************
結果的に、「チェロとピアノの為のソナタ ト短調」の第1・第2楽章だけが実績として残った。機能和声の範囲を超えない古典的な3楽章形式のソナタである。
IMG_0002
♪第1楽章: ト短調 ソナタ形式
初演は6月30(土)二俣川サンハート音楽ホールで開催された「夏の室内楽コンサート」(ピアノは佐藤やえこ)。
再現部で第1・第2主題を同時に鳴らすというジョヴァンニの特技を披露。

♪第2楽章:変ロ長調(緩徐楽章)ソナタ形式
初演は12月1(土)二俣川サンハート音楽ホールで開催された「冬の室内楽コンサート」(ピアノは佐藤やえこ)。
第1楽章同様、再現部で第1・第2主題を同時に鳴らすというジョヴァンニの特技を披露。

なお、♪第3楽章は2019年4月7日(日)二俣川サンハート音楽ホールで開催予定の室内楽コンサートでの初演に向けて、鋭意創作中である。

ソナタ形式にするか、3声のフーガにするか迷っている。落としどころとしては、全体はソナタ形式にして展開部を長大なフーガにするというアイデアが浮かんだ。いずれにしてもポリフォニックな部分を多くしたいと思っている。

********************
作りかけで中断している作品は、♪「無伴奏チェロの為のアレグリアス」である。

これは即興ユニット「トマソンズ」のライブで度々ゲストとして演奏してくれているフラメンコ・ギタリストの鵜野澤‘うのこ’達夫に触発されて2017年に作曲した♪「無伴奏チェロの為のシギリージャ」に続くものである。

フラメンコには「コンパス」というリズム体系がある。
IMG_0001
「アレグリアス」も「シギリージャ」もその体系に含まれるリズムで12拍子が不規則に分割される。

例えば「シギリージャ」は1小節(12拍子)が 2+2+3+3+2 に分割される。私はこのリズムに準拠して創作した。

********************
2019年は、そろそろ作曲における自分自身の作風をいったん確立させたいと考えている。もちろん、作風が出来てもそれを生涯引きずるつもりはない。いつまでも「もっと良いもの」を求めて模索するつもりである。

いま思い描いている私の作風とは次のようなものである:

♪バッハのフーガのようなポリフォニーを主体とする

♪それにドビュッシーの非機能和声のような味付けをする

♪さらに、各声部が独立しても充分鑑賞に堪えるポリフォニー音楽を目指す


このイメージとしては、弦楽四重奏曲において、4つのパートがそれぞれ単独で演奏しても「無伴奏ソナタ」として成立する・・・という大それた内容である。

過去の作曲家で、上記のような構成を作り上げた人はいないと思う。ヒンデミットが若干それに近いと思うが、完全ではない。これが出来たら「ノーベル文学賞」を狙えるかな(ジョークです)。