「チェロとピアノの為のソナタ」は既に第1・第2楽章が完成し、昨年中にどちらも初演が終わった。3楽章形式としたので、残るは第3楽章である。

第1楽章を創るにあたって私は全体構成のスケッチを描いた。
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作曲を手がけたことがある方がこれをご覧になったら「アカデミックな事をやってるなあ」と、悪い意味でアカデミックと評されるかもしれない。

でもそれは当たっている。確信犯的にアカデミックなことをやったのだから(苦笑)。佐伯祐三がヴラマンクを訪ねた際「このアカデミック!」と罵られて落ち込んだことを思い出してしまった。

第2楽章は、なぜかこのようなスケッチを描かないまま創ってしまった。

そして第3楽章は再びスケッチを描いた。
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大筋、第1・第2楽章と似ているが、展開部をほとんど全てフガートで埋め尽くして、思う存分ポリフォニーにのめり込もうと思った。

第1楽章では最初に描いたスケッチに後から書き加えてゴチャゴチャにした。第3楽章はどうなるだろうか?もしかしたら複雑な展開部だけ別に詳細なスケッチを描くかもしれない。

当初はこれを1月中に完成させ、2月初頭に予定された内輪コンサートで初演するつもりでいた。しかしあてにしたピアニストがコンサート当日、別のコンサートで弾く予定が入ってしまった。

そのため初演は4月初頭の室内楽コンサートに持ち越すことにした。おおよそ2カ月ほど余裕を得たのである。

果たして良い出来になるだろうか?