「倉片友子展 -日常- 」(アートモール:日本橋室町)に行った。
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倉片友子は 「気になる画家」 の一人だ。レトロな風景に深い味わいを感じる。

今回のDMの絵はある酒場を描いたものだが、この店は私自身も行ったことがある。さあ呑もうという黄昏どきだ。赤ちょうちんと窓の淡い光が酔客を引き寄せる。

この絵は、私のようにそこに行った事がある人はもちろん、行った事が無い人も引きつける引力があるようだ。
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私は子供の頃、花など美しいものを美しく描いた絵がいいのだと思っていた。従って、うす汚れた居酒屋などは描く対象では無いと思っていた。

もし今回のような展覧会を子供の頃に観に行ったら感動しただろうか?このような絵を美しいと感じるようになったのは、美術の鑑賞眼を磨いたからか?それとも人生経験を積んだからか?