佐分和彦のASEAN

目指せ!世界コンサルタント。中堅中小企業への海外事業サポートの思いを胸に、日々の国際業務や生活で中で感じたことを、特にVietnam中心に発信してゆきます。

フランスの優勝で閉幕したロシアワールドカップ。楽しさと悔しさと、

ベルギー戦で日本が負けた瞬間、我が愚妻が叫びだしたことを思い出す。

 

「これ、絶対に20で日本が優位に立つと想定していなかったって~!!!! 西野ぉ~!!!!

 

おっ、俺もそう思う。我が愚妻ながら、なかなか良い所を突くものだと感心した。

 

その後の記者会見で、西野監督は

20と先行した場面の想定はなく、残り30分のなかで戦略を整える時間が無かった」という内容のコメントを残している。

 

攻め続けたのが良かったのか、守れば良かったのか、ロスタイムにコーナーキックを蹴らせたのが良かったのか、悪かったのか.....

 

結果への評価はいろいろあるのだろうが、西野監督のコメントの通り“20の状況になったらどうするか”のシミュレーションが無かったことが、経営者である監督としての敗因ではなかっただろうか。

 

言い方を替えれば、予選突破まで素晴らしい分析力と決断で勝ち得てきた西野監督にしても、20は想定できないほどの幸運であったのかもしれない。しかし、残念ながら、

 

幸運の女神に後ろ髪は無い。振り返っても、もう掴めない。

 

目の前に現れた女神の髪を掴むためにはどうするか? 重要なことは準備をすることなのだろう。

やるべき事が明確な準備もあれば、判らない準備もある。いつ、どの様な状況で現れるか判らない女神への準備は、シミュレーションをすることだと思う。

 

どこまでシミュレーションをしておくか。

想定・準備が出来ている事には対応できるものである。
逆言えば、準備があれば女神は現れるということかもしれない。

 
ベトナムに進出する企業さんにお聞きすることがある。


「撤退ラインはお持ちですか? 幾ら突っ込んだら、何年赤字を継続したら撤退の判断をしますか? 検討しますか?」と。

 

女神は微笑むこともあれば、そっぽを向くこともあるのだろう。

そうであるなら、ずるずる負けを大きくしないことも、シミュレーション力だろう。
シミュレーション力が勝負を分ける。


今日の佐分和彦でした。
ありがとうございます。 


ホーチミン市法科大学で、非常勤の更に非常勤の、名古屋大学からご依頼があれば「ハイ」とお受けする程度の回数をボランティア先生やっています。

 

彼女らは(男性が少ない)日本語で日本の民法を勉強しており、目先は提携関係にある名古屋大学の僅か12名の大学院枠を目指して頑張っている。

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将来はと言えば、弁護士を目指している子は少なく、企業法務や銀行など普通に就職を考えているようだ。とは言え、日系の法務部門を目指す子は、日本人の法学就学者と競うことになるので、なかなか厳しい就職環境にはある。

で、小職はというと、昨年は3年生を対象に、相続税講座を3回と、将来経営者を目指すと言う子がいたので、ドラッカーの基礎を2回、それと、NHKのプロジェクトXを教材に“なぜ、日本の品質は優れているのか”、ものづくりやサービスで優れた品質を提供する日本の精神について意見交換を行った。

 

つい先日、今年も3年生を対象に相続税の講義を行った。さすがに民法を勉強しているだけあって理解は早い。そして、いつも感じる。

彼女らの真っすぐな目線がとても心地良い。

 

先日、ある日系企業の社長さんと話をした際に、

「社員は、企業や職場というより、社長である私個人について来てくれていると実感している。だからこそ、彼らの為にという思いが強くなる」と。

 

この企業、離職率が非常に低いという。処遇などは大切だが、それ以上に、この社長が、懸命に学ぼうとするスタッフの真っすぐな目線に応えているという精神的な繋がりがあるのだろう。

具体的には何だろう。少々恥ずかしいが、“愛”しか思いつかない。社員の人生に関わりを持った社長の愛だと思う。

 

小職も非常勤の更に非常勤ながら、学生のまっすぐな目線を見て感じる。

“今、彼女らの人生・将来に関わっている”んだと。

 

だからこそ、少しでも、出来ることは伝え、まっすぐな目に応えてあげたいと思う。


今日の佐分和彦でした。

ありがとうございます。


「日本2713万、ベトナム2803万」

この数字、何だと思いますか?

 

少々古いが2017826日の日経新聞の記事で、確かアメリアの調査会社が行った国別給与比較での取締役に関するデータである。単位はなんと!円です。

 

取締役ですので、社長と呼ばれる方も含んでのことでしょう。日本の社長の給与が低いのか、海外の社長の給与が高いのか。いづれにしても、取締役の平均報酬が日本よりベトナムの方が高いというデータに驚いた記憶がある。

 

ベトナムに進出する多くの企業さんは“安い労働力”が魅力とおっしゃる。確かに、2018年の最低賃金は、日本同様に地域で異なるが、ホーチミンでは3,980,000ドン(約2万円)。大卒初任給の平均が348㌦(4万円弱、某人材紹介会社調べ)で人材を獲得できる魅力的な労働市場に映る。対して名古屋の最低賃金は871円/時間(月間14万程度)、大卒初任給20万円強といったところでしょうか。

 

日経記事の取締役年収と比較すると、新卒年収との倍率は日本が約9倍程度、ベトナムでは凡そ60倍前後ということになる。

 

この60倍の幅を、階層間の移動が難しい格差社会とみるのか、成功者が出現し始めた二極化現象か、はたまた、個人の成長余力・可能性ある社会とみているのか、ベトナム自身はどんな社会であるとの認識にウェイトを置いて捉えているのだろう?

 

こんな調査データもある。


3000
万㌦(33億円)以上の超富裕層の増加は、過去16年間ではベトナムは世界で最も急激に増加しており、今後10年間でベトナムの富の増加は200%を維持し、100万㌦以上の富裕層は1.4万人から3.8万人なると予想している(ニューワールドウェルス調べ)。

 

見方を変えれば、世界最速で二極化が極大化しているとも言えなくもなく、これが取締役平均給与を2803万円へと押し上げているのかもしれない。つい先日、公園の駐車場にベントレーが6台(関税等で車は日本の倍程度の価格である。11億円??)連なって止まっていた。調査通りに経済的な成功者が多数輩出されているのは確かなようである。


多くのベトナム人は他人事であるベントレーの価格などには興味はなく(知らない)、日々懸命にバイクを走らせ、かつての日本が“冷蔵庫、洗濯機、テレビ”の三種の神器にあこがれ普及したように、身近な関心事や自身の将来に大きな可能性があると強く信じているだろう逞しさを感じる。

 

一億総中流の奇跡に突き進んだあの頃のように.... ただ日本とは違いは、国民に渡らず途中で消える富が多くあるかもしれない、という事かもしれない。

 

そうそう、

日経の記事によれば、部長職あたりで他国と報酬が逆転するようある。企業がグローバル化をするということは、人材の流動化もグローバルに晒されるということでもある。必要とする人材を他国から獲得できる機会は増えるが、自社の人材を海外の厚遇で取られる危険もあると言えるのだろう。お気をつけあれ。

 

さてさて、
「将来はこの子も2803万円だな」との期待を胸に、バイトに汗する大学生がいる店へ食事へ行くかぁー


バイトの時給は、なんと100円!? 

可能性の幅はデカいぜ! がんばれっー!!



本日の佐分和彦でした。
ありがとうございます。
今日の日本サッカー ガンバレ!!

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