佐分和彦のASEAN

国際に関わる業務の中での感じたことや、Vietnamを中心とした情報などを発信してゆきます。

ベトナム人の友人とホーチミンで一緒に食事をした時の話をしよう。

いろいろな話の中、ベトナムの現政権の話になった。

・「率直に言って、日本はベトナムとは関係良好と考えているが、ベトナムの政権はどんなスタンスなの?」

「正直言って、現政権は中国寄りです!!」

・「えっー、中国とは歴史的背景あるし、特に南シナ海では現実的に小競り合いあるじゃん!?」

「だから中国寄りなのです。」

・「???」

「実はベトナムは中国の支援を受けています。支援を受けながらも、南シナ海には危険がある状態で、現政権は今以上に危機を大きくしたくない。つまりは、戦争に発展させたくない。だから中国寄りなのです。

・「じゃぁ、TPPの発効が難しくなったが、ベトナムはどう見ているの?」

「TPPに真っ先に手を挙げたベトナムは、日米のような安全保障がないので、TPPに加盟することが、経済的にも安全保障上も重要なことであった」
「とはいえ、中国はTPP阻止のためベトナムを崩そうとしていると私は考えていました。そこへ、TPP発効そのものが危うくなり、ベトナムとしては投資減少を懸念していますが、それ以上に、日本のこの地域でのプレゼンスの低下の方を懸念します。」

・「ではもし万が一、日本と中国の二者択一を迫られた状況になった場合、どっちを選択すると思う?」

「中国です。現総書記は中国寄りです。」

・「!!! 前政権が日本寄りだった反動?」

「私はハノイ生まれで、個人的には中国が大嫌いですが...」

ご存知のようにベトナムとは戦いと支配の歴史である。中国には1000年ものあいだ支配され、大きな犠牲を払い独立を達成しながらもご機嫌を取らなければならない。「勝って、謝罪にゆく」という身を守る外交のしたたかさを持っている。

“南越”を名乗りたかったが清朝に受け入れられず、“越南”と改め清朝への正式文書には使用するが、他国には“大南”という国号を使うした高さが面白い。

“勝って朝貢をする。”

名よりも実を取る戦いに外交の上手さがあるのだと思う。
“実”を取る交渉力の強さはベトナム人のDNAにあり、日常や経済取引においても発揮されているのだろう。

今日の佐分和彦でした。
有り難うございました。


PS 国内の某偉い先生にお聞きしてみた。
・「“TPP失効でアジアにおける日本の政治的プレゼンスが低下する”との意見を聞いたが先生はどう思う?」

「イヤ、むしろ逆と考えている」
「米中のパワーバランスのために重要な役割を果たすのは日本しかなく、むしろプレゼンスは高くなる」

そしてTPPは、
「アメリカの利益に資するなら名前を変えて行われる可能性はある...」と。

お国が違えば制度も違う。給与の考え方も違う。

ベトナムでは、2016年8月30日付、ホーチミン税務局から8419/CT-TTHT号のオフィシャルレターが発行された。
内容2点。

ひとつは、
「雇用契約書に基づき、外国人労働者に対して外貨で給与を支給する場合であって、給与、賞与及び職務手当に加え為替差額も支払う場合、当該差額は、労働者の個人所得税課税所得とみなされるとともに、企業所得税の損金として認められる。」

外貨で支払うため、為替レートでマイナスが発生した分を補てんするような場合は給与ですよ、というもの。
これは納得ですね。

もうひとつ、

「外国人労働者への帰国するための航空券の支給について、雇用契約書に1年に1 回と定める場合、当該航空券の支給費用は個人所得税非課税対象となり、企業所得税の損金として認められる。ただし、1年に2回の航空券を支給する場合(前年に帰国ぜず、当年に振り替える)、前年の航空券の支給費用は、企業所得税の損金として認められない。」

ベトナム赴任者の日本への帰国費用のうち、年一回は必要な費用として法人の損金であり、個人の給与にも含めず非課税です。ただ、2回以上支給を受けた場合は非課税の対象にならないので個人所得税を課します。

う~む。
ポイントは帰国に目的を問うていないことと、「支給」の文言だろうか。

例えば、
親会社の業務のために月一回日本へ帰国し、その航空券代をベトナム赴任者(居住者)が立替え、後日、親会社から立替え清算を受けて個人口座に振り込まれる場合。

これはOUTということだ。立替え清算といえども個人に支給されているので、これはベトナム給与として課税対象になる。そうではなく、日本親会社が直接チケット代を払ったならば、個人は支給を受けないのでベトナムの給与には含めなくとも良いと言いう事である。

実体的なことよりも、形式的なことなのか?? 背景には飛行機利用は贅沢ということもあるやに...
残念ながら制度の意味するところが良くわからい。取れる外国人から取ろう....という事か。

ただ、こうした細々したことが、もしベトナム撤退となった時に税務調査で指摘され撤退に時間とコストを要すことになる。お気を付け頂きたい。(実務にあたっては、顧問の専門家にご確認ください。)

今日の佐分和彦でした。
有り難うございました。


11月4日、ホーチミンへ。
仕事の都合でハノイ経由でホーチミン入りするという随分手間を要すフライトになってしましった。ハノイ・ノイバイ国際空港は日本の
ODAでとても綺麗になったが、ハノイからベトナム国内線への乗り継ぎは非常に不便である。

 

中部国際空港のベトナム航空でチェックインすると、ハノイまでの国際線と、ハノイからホーチミンまでの国内線のチケットが手続きされる。通常はこれですべてOK。経由地の空港でTransferに進み国内線に入り、目的地で入国・immigrationを通過して荷物を受け取りめでたしめでたし。となるところ。

 

だが、ハノイ・ノイバイ国際空港はちょっと違う。国際線から国内線へのTransferのゲートはなく、ハノイでイミグレで入国審査を受け入国し、荷物をピックアップする必要がある。“えぇー、荷物はどうするの?目的地までの預かり証を貰ったのに

 

と思いながら、イミグレの前に、ベトナム航空のお姉さんに国内線に乗り継ぎたい旨を伝えると、「入国して荷物をピックアップしたら外へ出ずに、“私”MhinMhinが待っているので探してほしい。そこで国内線への行き方を教える。」とのこと。はぁぁ..と、入国してMhinMhinさんを探すとシールを貼られ、空港出口のセキュリティー横まで行き「荷物をここに置け」と言われる。

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 何で?と聞くと、「ここで荷物を預かり国内線に乗せる。あなたは外へ出て、右側のNo17番のバス停でシャトルバスに乗って国際線まで行ってくれ」とのこと。

 
「はい」とシャトルバスを待つこと数分。
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移動時間は7-8分だろうか、バスに揺られ国内線ターミナルへ。既に日本でベトナム国内線のチェックインは完了しているので、ここではチャックインカウンターには行かず、チケットとパスポートを手に国内線セキュリティーを通過するだけ。

 

ハノイで国際線から国内線に乗り継ぐ際は、日本でのチャックインの際に確認するか、ハノイ到着時にベトナム航空のお姉さんに声を掛けると良いだろうね。

今日の佐分和彦でした、有り難うございます。拝

 

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