ベトナムも日本同様に会計事務所は3月が繁忙期で忙しい。日本の確定申告は終了したが、ベトナムは
ピークの様相である。


業務集中の理由の一つには、これまた日本と同じく確定申告(3月末)と12月申告の時期集中があるからである。ただベトナムに住む外国人個人の確定申告は年一回ではなく、四半期毎に3か月分の申告・納税を行い、更に確定申告として12か月分を申告するのである。つまり計5回も申告を行う。

 

申告の際には給与明細や支払家賃(会社負担は給与とみなされる)のインボイスなど多々確認資料が必要となり、お客様には四半期の申告の都度に「家賃のインボイスをお願いします」と、依頼をしておきながら、自身のことは“なんとでもなる”と準備はそこそこであった。

 

確定申告の時期となり、過去に管理会社から貰っていたベトナム語の書類を取り出し、文書内容は意味不明なので数字だけチャックしてみる。すると、日付は違うし、金額も違う。しかも、書類の枚数も足らない。


なんじゃ、これ―!? っと、速攻で管理会社に飛び込み「書類は不足しているし、間違っているので、全てを作成し直して欲しい」と伝えた。当然、「ごめんなさい」と来るものと思っていたが、自社が間違えていたという事実には一切触れず、

 

「なぜ、あなたはその時点で確認をしなかったのか。確認しなかったあなたが悪い!」と一言。

 

「はい、スミマセン」と、思わずこちらが謝りそうになるほどストレートな物言いである。かろうじて踏みとどまったものの、考えてみればここはアウェーである。

彼らは戦争に勝った時でも朝具する、名を捨て実を取る戦略・交渉力で生き残ってきたDNAを持つベトナム国民だった。

 

「笑顔の下には、交渉の顔が隠れていますよぉ」と、日本の方々にお伝えするのだが、小生自身が油断をしていたようだ。慣れとは恐ろしいものである。

 

何事もその場で必ず確認する。

 

海外では当たり前の習慣を怠った小生に、振り返りの機会を頂戴した。

追伸
12月決算の申告期限は今月末である。が、昨日、申告期限を4月6日まで伸ばすと税務署からお達しがあった。申告数に対して、処理能力が追い付かないのである。毎年のように法定?期限が延長になり、
今年も中旬頃まで延長されるのだろう.....
いやいや、こうした感覚に侵されるから、「あんたが悪い」という事態に陥るのである。自戒!!

久しぶりの佐分和彦でした。
ありがとうございます。